データ分析の未来を変える「TARS」の新機能
株式会社セプテーニ・ホールディングスの連結子会社であるミロゴスが、データ分析AIエージェント「TARS」に新たな機能を追加し、Google アナリティクスとの連携を開始しました。この革新的な機能により、専門的な知識がないユーザーでも自然言語で質問をするだけで、Google アナリティクスに蓄積された情報を迅速に分析することが可能になります。
Google アナリティクスとは?
Google アナリティクスは、企業のWebマーケティング活動において不可欠なツールとして広く利用されています。高度な分析能力と柔軟なレポート作成機能により、企業のデジタル戦略を支えるデータ基盤となっています。しかし、その豊富な機能をフルに活用するためには、指標やディメンションに関する専門的な理解が必要とされ、学習コストもかかるため、多くの企業が十分に活用できていない現状があります。
「データが蓄積されているにもかかわらず、活用しきれない」といった悩みや、施策立案まで至らないケースも珍しくありません。
TARSによる解決策
このような課題を解決するために開発された「TARS」では、ユーザーが習得する必要のある専門知識や複雑な操作は一切不要です。「TARS」への質問は自然言語で行えるため、マーケティング担当者や経営層が求める情報を直感的に取得できます。例えば、ユーザーは「先月のコンバージョン率が低い理由を教えて」と質問することで、AIがデータソースから必要な情報を瞬時に抽出・分析し、数秒で回答を提供します。
利用シーンの提案
「TARS」を用いて分析したい内容は多岐にわたります。例えば、マーケティング担当者が「昨日のキャンペーン効果を確認したい」と質問することで、重要なキャンペーンデータを取得できます。また、Web担当者が「スマートフォンからの離脱率が高いページを教えて」と問合せると、関連するページの詳細を即座に知ることができます。経営者にとっては、「今月のWebサイト経由のリード獲得状況は?」と尋ねることで、サイトのパフォーマンスを把握しやすくなります。
複数データソースの統合分析
「TARS」は、Google アナリティクスだけでなく、CRMや売上データ、広告データなど、企業が保有するさまざまなデータソースを横断して統合分析する能力も備えています。これにより、Webマーケティング施策のROI(投資対効果)を正確に把握し、システム的にデータドリブンな意思決定を支援します。例えば、「Google アナリティクスの流入データとCRMの商談データを掛け合わせて、どのチャネルが実際の売上に貢献しているかを知りたい」といった複雑な問いにも対応できます。
企業固有のビジネスルールへの対応
「TARS」は、企業固有のビジネスルールや用語を理解した上で分析を進めることができるのも大きな特徴です。「主力商品Aのランディングページの効果は?」や「春のキャンペーンページのエンゲージメント率を分析して」といった固有名詞への対応が可能なので、より的確な分析が実現できます。また、追加質問に対しても、文脈を理解した上でスムーズな返答が可能です。
今後の展望
ミロゴスでは、Google アナリティクスとの連携を皮切りに、「TARS」へのさらなるマーケティングツールやデータソースとの連携を進めていく予定です。今後、「TARS」を通じて、企業が保有するデータを単なる情報から戦略的資産へと昇華させ、より速い意思決定と施策実行を支援することを目指しています。
お問合せ先
本件についての詳細は、ミロゴス株式会社までご連絡ください。E-mail:
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