ヘヴィメタルのレジェンド、メガデス(Megadeth)が最後のアルバムに向けて動き出しました。リリースされるのは2026年、タイトルは『MEGADETH』です。このアルバムからのファーストシングル「Tipping Point」が発表され、そのミュージックビデオもお披露目されました。
「Tipping Point」は、デイヴ・ムステインが率いるメガデスの新しい楽曲で、フロントマンであるムステインのレーベルTradecraftと、フロンティアーズ・レーベル・グループの新レーベルBLKIIBLKの提携によって制作されました。この曲は、轟音のギターソロで幕を開け、デイヴの特徴的な声が不気味に響き渡ります。そのサウンドとリリックは、聴く者を圧倒させる力を秘めています。
MVはレオナルド・リベルティ監督が手がけ、荒涼とした中にも希望を感じさせる内容となっています。監獄に閉じ込められたデイヴが過酷な拷問を受ける一方で、同じ刑務所内でのバンドの演奏も描かれています。最終的には、デイヴが悪に打ち勝ち、新たな世界への一歩を踏み出すというストーリーが描写されています。
ムステインは、「人それぞれに“Tipping Point”(転機)がある。そしてその感じ方や状況は日々変わるかもしれない」と語っています。「我々は多くの人々が圧力にさらされていると感じている。しかし、屈することなく立ち向かうことが重要だ」と力強いメッセージを伝えました。
メガデスは、デイヴ・ムステインを中心に、テーム・マントゥサーリ(ギター)、ジェイムズ・ロメンゾ(ベース)、ダーク・ヴェルビューレン(ドラム)のメンバーで構成されています。今年初め、ムステインはファンクラブCyber Armyを通じて、このアルバムがメガデスにとって最後のスタジオアルバムであることを発表しました。
メガデスは、これまでに全世界で5000万枚以上のレコードを売り上げ、12回のグラミー賞にノミネートされています。名盤も数多くあり、『Peace Sells...But Who’s Buying?』や『Rust In Peace』などは今でも多くのファンに愛されています。
さらに、メガデスは音楽だけでなく、アルコール業界やワイン業界にも進出し、ビールやワインのブランドを展開しています。デイヴ・ムステインは、音楽とワインを融合させたブランドを手掛け、音楽文化を通じて新しい価値を創出しています。
「Tipping Point」は今すぐ配信中で、彼らの最新情報は公式サイトやSNSで確認できます。メガデスの過去、現在、未来を彩るこの新曲が、果たしてどのように受け入れられるのか、ファンの期待が高まります。これから彼らの存在感がどのように進化していくか、注目です。