猪熊弦一郎展
2025-10-31 18:18:33

猪熊弦一郎展「夢をならべている」開催決定!丸亀の現代美術への招待状

猪熊弦一郎展「夢をならべている」



2025年12月13日から2026年2月15日まで、香川県丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館にて、「猪熊弦一郎展 夢をならべている」が開催されます。この展覧会では、香川県出身の画家、猪熊弦一郎の晩年の作品が紹介され、彼の自由な視点で描かれた絵画を鑑賞する機会が提供されます。

猪熊弦一郎(1902-1993)は、戦前から戦後にかけて多くの影響を受けながら、長い画業を通じて自身のスタイルを追求し続けました。特に晩年には、具象と抽象の壁を超えた独自の表現方法を確立し、さまざまな形が共存する魅力的な作品を生み出しています。この展覧会では、彼が80歳を超えてからの作品を中心に展示し、観客がその世界観を自由に解釈することを重視しています。

展覧会の内容



1. 具象と抽象の共存


猪熊が描く作品は、具象的な形と抽象的な形が美しいバランスで共存します。この展覧会では、丸や四角、さらには生き物の姿など、さまざまな形が描かれた作品が展示され、それぞれの形が持つ魅力を観客自身が見つけることができるよう工夫されています。これにより、観客が自らの視点で作品を解釈し、新たな発見をする楽しさを体感できることを目指しています。

2. 自由な鑑賞体験


猪熊はその作品について、「俺は俺なりの一つの画面の上で夢をならべているだけで、あなたはあなたでこの絵を見てなんて感じるか」と語っています。この言葉が示すように、彼の絵は見る人に自由な解釈を委ねており、それぞれの鑑賞者が自分なりの感覚を頼りに作品に向き合うことで、より深い体験が得られることでしょう。展覧会場は、エントランスから始まり、各階の展示室へと続く立体的な空間が広がり、猪熊の豊かな表現宇宙を存分に体感できるよう設計されています。

3. サウンドインスタレーションとのコラボレーション


本展では、同時開催される企画展「シャネット・カーディフ 40声のモテット」との共通点も見逃せません。視覚に訴える猪熊の作品と、音を介して空間を体験するカーディフの作品は、どちらも鑑賞者が想像を膨らませることができるような体験を提供します。このように異なる感覚を研ぎ澄ましながら、両方の展覧会を楽しむことで、より豊かな芸術体験が可能になります。

関連プログラムのご案内


キュレーター・トーク


本展担当キュレーターの松村円氏が、展覧会の見どころや作品に込められた思いを来館者にお話しするトークイベントも予定しています。日時は2026年1月4日と2月1日の各日14:00からで、参加は無料です。ただし、別途本展観覧券が必要です。事前の申し込みは不要となっています。

親子でMIMOCAの日


特に若い世代の観覧者を対象に。高校生以下または18歳未満の観覧者1名につき、同伴者2名までが無料で観覧できる「親子でMIMOCAの日」が設けられています。これは2026年1月24日と25日の2日間で行われますので、親子そろってぜひお越しください。

展覧会開催概要


  • - 展覧会名: 猪熊弦一郎展「夢をならべている」
  • - 会場: 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
  • - 所在地: 香川県丸亀市浜町80-1
  • - 会期: 2025年12月13日(土)-2026年2月15日(日)
  • - 開館時間: 10:00-18:00(入館は17:30まで)
  • - 休館日: 毎週月曜日(2026年1月12日開館)、12月25日~31日、2026年1月13日
  • - 観覧料: 一般1500円(団体割引1200円)、大学生1000円(団体割引800円)、高校生以下・65歳以上・障害者手帳を持つ方は無料

この特別な展覧会を通じて、猪熊弦一郎の芸術家としての魅力を再発見し、多様な視点を持って芸術に触れることができれば幸いです。美しい空間で刺激を受け、心が豊かになる体験をお楽しみください。


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会社情報

会社名
公益財団法人ミモカ美術振興財団
住所
香川県丸亀市浜町80-1丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
電話番号
0877-24-7755

関連リンク

サードペディア百科事典: 香川県 丸亀市 猪熊弦一郎 現代美術館

Wiki3: 香川県 丸亀市 猪熊弦一郎 現代美術館

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