伊賀市役所に新たな支援ツール登場
三重県伊賀市では、9月2日より市役所内の障がい福祉課と介護高齢福祉課に、透明字幕表示ディスプレイを設置しました。この取り組みは、聴覚に障がいを持つ方や高齢の難聴者、さらには外国人がスムーズにコミュニケーションを取れるようにするものです。
コミュニケーションの新しい形
これまでにも、伊賀市役所では様々な手段を通じてコミュニケーション支援を行ってきました。聴覚障がい者や高齢の難聴者、外国の方々には、筆談ややさしい日本語を用いたやり取りが行われていました。しかし、透明字幕表示ディスプレイの導入により、より一層スムーズなコミュニケーションが可能になったのです。
このディスプレイは、音声をリアルタイムで認識し、その内容を文字として表示します。聴覚に障がいのある方は、画面越しに対話相手の表情を確認しながら、表示された字幕を読んで会話を進めることができます。このため、より自然な対話が期待できるでしょう。
多言語対応で外国人も安心
さらに、透明字幕表示ディスプレイは約150の言語にも対応しています。これにより、外国人の方も言語の壁を感じることなく、安心して市役所に来庁することが可能となります。言葉によるコミュニケーションが主となる行政窓口で、多文化共生が図られるのは非常に意義深い取り組みです。
対面での情報共有
ディスプレイは両面から音声を認識できるため、利用者と窓口職員が対面しながら同じ情報を共有することができます。これにより、対話が一層円滑になり、行政サービスの質の向上が期待されます。利用者の立場に立ったこのような取り組みは、今後ますます重要になってくることでしょう。
今後の展望
伊賀市役所は、透明字幕表示ディスプレイを活用することで、より多くの人々にとって有益なコミュニケーションツールとなるよう努めています。市役所を訪れるすべての人が、安心して利用できる環境を整えることは非常に重要です。今後も、伊賀市ではさらなる支援策や改善策を検討し、市民サービスの向上に取り組んでいきます。
お問い合わせ
この取り組みについて詳しく知りたい方は、以下の連絡先までお問い合わせください。
電話番号: 0595-22-9656
伊賀市ホームページ