「こどもまんなか応援サポーター」たちが集結したサミットの全貌

全国各地からの参画者たちが集結したサミット

2023年2月6日、東京都世田谷区の希望丘青少年交流センターにて、「こどもまんなか応援サポーター」主催の「こどものまわりのおとなサミット」が開催されました。このイベントには、6つの団体が参加し、それぞれの活動内容や意見を共有し合う場として設けられました。多くの熱意をもった“大人たち”が集まり、こどもたちのために何ができるのかを考える貴重な機会となりました。

会議の意義とお互いの意見交換

「こどもまんなかアクション」とは、こどもに焦点を当てた取り組みのひとつであり、こどもたちの声を聞くことが社会全体を良くするための第一歩であるという基本理念に根ざしています。サミットでは、各団体がどのようにして地域でこども支援の活動を展開しているのかが報告され、活発な意見交換が行われました。

参加団体の多様な取り組み

1. 北海道安平町: あびら教育プラン

安平町の「あびら教育プラン」は、「日本一の公教育」を目指し、学校や地域社会での活動を連携させています。彼らは、こどもたちの遊びや挑戦を応援するために、様々なプログラムを展開しています。参加者は、実際に地域で活動している大人たちとの触れ合いを通じて、こどもたちが興味を持つことを大切にしています。

2. 山梨県: NPO法人 WakuWakuの家

「WakuWakuの家」はインクルーシブな環境を提供し、こどもたちに居場所を提供する取り組みを行っています。彼らの目指すのは、すべてのこどもが楽しめる、優しさに満ちたスペースです。地元の大学生と連携し、さまざまなプロジェクト活動を展開しています。

3. 埼玉県草加市: 草子連

草か市子ども会育成者連絡協議会では、災害時の防災意識を育む取り組みや、子どもたちが主体的に活動できる環境づくりを目指しています。参加者は思い出置くお泊まり会を通し、防災意識を浸透させる工夫をしています。

4. 東京都: 一般社団法人 HAKKEN

「HAKKEN」では、障がい者の社会参加を促進するため、地域のイベントを通じて就労体験を提供しています。この活動は、地域の皆と共感することを目指し、障がい者が持つ才能を多くの人々に理解してもらう機会を創出しています。

5. 滋賀県長浜市: 長浜こどもまんなか itteki

それぞれの学生や高校生に向けたサードプレイスを提供することで、自己肯定感と地域への愛着を育む活動を行っています。「itteki」では、様々なプロジェクトを通じて地域の大人たちや企業との繋がりを大切にしています。

6. 香川県善通寺市: 認定NPO法人子育てネットくすくす

「くすくす」は、地域の子育て支援活動を行い、孤立した子育て世代の親同士のつながりを進めています。彼らの活動の根底には、地域のニーズに応じた支援を広げるという強い信念があります。

意見交換と今後の展望

第一部での活動報告を終え、第二部では各団体同士での意見交換が行われました。共通した課題として、参加者たちは運営の継続的な協力体制や資金調達の課題を挙げ、どうすれば相互に支援し合えるかの話し合いが行われました。また、「地域を越えて連携し、こどもたちのための持続可能な活動を展開する重要性」を強調し、それぞれの活動が次世代へとつながるように努力を重ねていく必要があると認識されました。

こどもたちの声を大切にし、彼らの成長や幸福を中心に据えた活動が今後も続いていくことが期待されます。地域に根差した取り組みが、こどもたちの未来をより良いものにするための土台となるでしょう。

このようにサミットは、こどもたちの未来に向けた重要な対話の場となり、有意義な成果を生み出すことができました。