エネウィル、廃線跡地活用へ
2023-04-12 14:42:57
再生可能エネルギー企業エネウィル、JR北海道廃線跡地活用事業に参入へ!地域活性化と環境保全に貢献
再生可能エネルギー企業エネウィル、JR北海道廃線跡地活用事業に参入
再生可能エネルギー開発で実績のあるエネウィルが、JR北海道が推進する廃線跡地活用イノベーションプログラムに採択された。このプログラムは、北海道内の廃線となった鉄道跡地を有効活用し、新たな地域活性化につなげることを目的とした事業だ。
エネウィルは、太陽光発電、木質バイオマス発電、陸上風力発電など、多様な再生可能エネルギー事業を展開する企業として知られる。全国各地で発電事業を手掛け、2023年3月時点で約23万kWの太陽光発電設備を開発している。
今回のJR北海道との取り組みでは、エネウィルが保有する豊富な開発経験と技術を活かし、廃線跡地を再生可能エネルギー発電施設として再生する計画だ。細長い土地形状という点で共通点を持つ宮崎県都農町の「宮崎ソーラーウェイ」プロジェクトでの実績が、今回の事業採択に大きく貢献したと考えられる。
宮崎ソーラーウェイは、かつてリニアモーターカーの実験線として使用されていた3.9kmに及ぶ高架橋を、メガソーラーとして再利用した大規模な太陽光発電所だ。2011年の竣工以来、地域への再生可能エネルギー供給による環境問題への貢献や、地域経済の活性化に貢献してきた。
エネウィルは、JR北海道の廃線跡地を活用することで、北海道の地域活性化に貢献するとともに、再生可能エネルギーの普及促進、ひいてはゼロカーボン社会の実現に貢献することを目指している。この事業は、廃線という負の遺産を、地域社会の再生エネルギー供給源というポジティブな資源に変換する、まさに持続可能な社会に向けた取り組みと言える。
廃線跡地という限られた空間を有効活用する点において、エネウィルは、宮崎ソーラーウェイでの経験を活かし、最適な発電システムの設計、施工、運用を行うだろう。環境保全への配慮はもちろん、地域住民との協調性も重視し、安心して暮らせる環境づくりにも貢献することが期待される。
今後、エネウィルはJR北海道と連携し、具体的な事業計画を策定し、環境アセスメントや地元住民との協議を進めていく予定だ。具体的な発電規模や事業開始時期などは、今後の計画によって決定されるが、北海道における再生可能エネルギーの更なる普及に弾みをつける取り組みとして注目されている。
エネウィルの取り組みは、廃線跡地活用という観点だけでなく、再生可能エネルギーの導入促進、地域活性化、そして持続可能な社会への貢献という多角的な側面から、その意義が大きいと言える。このプロジェクトの成功は、全国の自治体や企業にとって、廃線跡地活用の新たなモデルケースとなりうるだろう。
また、エネウィルの多様な再生可能エネルギー事業への積極的な姿勢は、日本のエネルギー政策における大きな転換期に、重要な役割を果たすものと期待される。今後、エネウィルの更なる活躍に期待したい。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エネウィル
- 住所
- 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号国際ビル
- 電話番号
-
03-4476-8050