川崎汽船のAI導入
2025-02-13 15:48:46

川崎汽船がexaBase生成AI導入で業務効率を大幅に改善

川崎汽船がexaBase生成AI導入で業務効率を大幅に改善



株式会社エクサウィザーズの関連企業である株式会社Exa Enterprise AIが提供する法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI」が、川崎汽船株式会社において驚異的な業務効率化を実現しました。導入から半年でユーザー数は約2倍に達し、全社員の過半数がこのテクノロジーを活用するまでに至りました。また、業務削減時間は驚くべきことに420時間から2770時間に増加し、実質的には15人分の業務量が削減されたと言います。

この成功の背景には、川崎汽船のデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略があります。海上輸送を中心に事業を展開する同社は、安全性や環境、品質の向上を目指し、情報や業務プロセスのデジタル化に取り組んでいます。そして、この取り組みの一環として、GPT-3.5の技術をすでに利用していた川崎汽船ですが、これが導入されたことで、さらなる進化が期待されています。

2024年6月には、exaBase生成AIが正式に導入され、社員の活用を促すための「業務定着実践プログラム」が実施されました。このプログラムでは、理論だけでなく、実際の業務の中で生成AIをどのように活用できるかを学ぶことができ、この点が成功の鍵となったと言えるでしょう。

川崎汽船のDX推進チームの吉田慶子さんは、「希望者全員にアカウントを提供し、社内の情報共有や勉強会を通じてユーザー数が急速に増加した」と語ります。実際、2024年12月には全社員の50%以上がexaBaseを活用するに至り、翻訳や要約、アイデア出し、画像認識機能の活用など、さまざまな業務に利用される見込みです。

さらには、社内問い合わせ窓口の強化や具体的な利用シーンの共有にも力を入れていくと発表しています。これは、生成AIの効果を最大限に引き出すための重要な施策であり、各部門がこの新しい技術を受け入れやすくするためのものです。

加えて、Exa Enterprise AIは、今年6月のローンチ以来、740社以上に導入され、7万人以上のユーザーが存在します。生成AIに関してのセキュリティやコンプライアンスも考慮されており、企業が安心して利用できるように設計されています。自社独自のデータを基にした利用が可能ということも、より一層の業務効率化への手助けとなるでしょう。

川崎汽船の取り組みは、単なる業務効率化にとどまらず、今後のデジタル技術の進化を背景に新しいビジネスモデルの創出に結びつく可能性があります。エクサウィザーズは、このような企業の取り組みを通じて生産性向上を目指す動きを引き続き支援し続けるとのことです。今後、川崎汽船がどのように生成AIを活用し、さらなる成長を遂げるのかに注目です。


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会社情報

会社名
株式会社エクサウィザーズ
住所
東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ツインビル東館5階
電話番号

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