人材確保の新潮流
2020-12-14 09:00:01
秋田県で進化する人材確保の新たな試み—シェアラボあきたとみらいワークスの業務提携
秋田県での人材確保の新しい形
近年、秋田県は人口減少と少子高齢化に直面し、経営幹部や専門スキルを持つ人材の確保がさらに難しくなっています。地元企業が持続的に成長するためには、新しい手法が求められている中、シェアラボあきたとみらいワークスが提携し、解決策を提供することとなりました。
業務提携の背景
筋力や体力を要する介護事業を支えるために重要なのが人材の確保です。シェアラボあきたの親会社、株式会社あきた創生マネジメントは、外国人技能実習生や副業人材を取り入れ、介護業界への新しい風を吹き込んできました。この取り組みの中で、既に神奈川県や群馬県からも移住者が増え、スキルを持つ人々が入職している状況が生まれています。
しかし、県内において副業を受け入れる体制が整っていなければ、せっかくの機会を生かすことはできません。そこで、新たな人材活用の場を作ることが急務となっている中、Skill Shiftという副業マッチングプラットフォームの存在が注目されました。これにより、都市部から秋田県へスキルを持った人材が集まり、地域の企業が受け入れる道が開かれます。
Skill Shiftとの提携
シェアラボあきたは、Skill Shiftを通じて副業を希望する都市部在住の4000名以上の人材の登録を受け入れ、協力していくことを決定しました。このシステムにより、地域企業は短期間で専門的人材を採用することが可能となり、同時に副業希望者も地域に貢献できるチャンスを得ます。
具体的には、シェアラボあきたでは、企業がSkill Shiftに求人を掲載するためのサポートを行い、適切な人材とのマッチングを図ります。これにより、企業は人手不足を解消しつつ、技術や知識のアップデートを図ることが期待されます。同時に、多様な職業経験を持つ副業人材の参加によって、地域全体の経済活性化にも寄与すると考えられています。
地域貢献への思い
シェアラボあきたの代表理事、阿波野氏は、「介護の質を高めるためには、多様な働き方が重要だ」と語ります。特に副業や週休3日制の推奨を通じて、スタッフが多様な経験を積むことができれば、つまるところ地域のサービスの質向上にもつながるという考えが根底にあるのです。この発想を持つことで新しい未来を築く力が生まれます。
報道機関向け説明会の開催
なお、12月21日にはオンラインで報道機関向けの説明会を開催し、具体的な施策や他県の成功事例についても紹介される予定です。この重要なイニシアチブについての理解を深め、多くのメディア関係者に知ってもらうことで、さらなる広がりを持たせていきたいと考えています。
地域の人材確保の新たなモデルとなることが期待されるシェアラボあきたとみらいワークスの提携。地方創生の一環として、今後の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社あきた創生マネジメント
- 住所
- 秋田県能代市二ツ井町切石字竜毛沢17-2
- 電話番号
-
0185-71-0005