SMFLと日本国土開発、キッズドアの子どもたちを支えるキャンプイベントを開催
経済的な理由で、体験活動の機会に恵まれない子どもたちが近年増加しています。この深刻な「体験格差」問題に対し、三井住友ファイナンス&リース株式会社(SMFL)、日本国土開発株式会社、そして認定NPO法人キッズドアは、共同で子どもたちを対象としたキャンプイベントを開催しました。
自然の中で育む、かけがえのない体験
2024年11月3日(土)から4日(日)にかけて、宮城県仙台市泉区にある「泉ピークベース」を会場に、東北地方と東京から集まった子ども50名、保護者6名(東北地域のみ)の総勢56名が参加しました。
イベントでは、テント設営から始まり、東北の郷土料理「芋煮」作り、バーベキュー、そして天然温泉での入浴など、子どもたちが自然を満喫できるプログラムが盛りだくさんでした。夜には、肝試し大会や天体観測も実施され、子どもたちは興奮と笑顔であふれていました。
2日目は、ホットサンド作りからスタート。その後は、ジャザサイズ(ダンスフィットネス)で体を動かし、バードコールなどの木工体験を通して創造性を育みました。
震災の記憶と未来への希望
イベントの後半では、仙台市若林区にある「せんだい3.11メモリアル交流館」と、震災遺構である「仙台市立荒浜小学校」を訪問。東日本大震災の記憶を学び、未来への希望を繋ぐ貴重な機会となりました。未曽有の大災害を学ぶことで、子どもたちは改めて命の大切さや、日々の生活への感謝を学ぶことができました。
企業とNPOの連携による持続可能な社会貢献
SMFLは「SDGsリース『みらい2030®』」を通じて、本イベントにかかる費用の一部を寄付。日本国土開発は、キャンプ施設のレンタル費用を支援しました。両社は、キッズドアの活動理念に共感し、子どもたちの豊かな成長をサポートしています。
キッズドアの活動
認定NPO法人キッズドアは、2009年の設立以来、日本の貧困問題に取り組んできました。経済的に困難を抱える小学生から高校生、そして高校中退者までを対象に、無料学習会や生活支援を提供しています。2020年からは「ファミリーサポート」を開始し、全国の子育て家庭への情報支援、食料・文具支援、保護者への就労支援も行っています。理事長である渡辺由美子氏は、政府委員も務め、その活動は社会に大きな影響を与えています。
企業の社会貢献
SMFLは、「SDGs経営で未来に選ばれる企業」を目指し、環境、次世代、コミュニティ、働きがいを重点課題としてSDGsに取り組んでいます。一方、日本国土開発は、「わが社はもっと豊かな社会づくりに貢献する」という経営理念のもと、SDGsを経営目標の一つに掲げ、今回のイベントのような社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
未来への投資
今回のキャンプイベントは、企業とNPOの連携による、持続可能な社会貢献の好例と言えるでしょう。経済的理由で体験の機会に恵まれない子どもたちに、かけがえのない思い出と貴重な経験を提供することで、未来への希望を育む一助となっています。この取り組みが、多くの企業や団体に広がり、より多くの子供たちに笑顔が届けられることを願っています。