L&D協会の新展開
2022-01-13 10:00:12

日本の人材開発を革新するL&D協会の新たな取り組みとは

L&D協会が切り拓く新しい学びの形



2021年9月に設立された一般社団法人L&D協会(JLDA)は、人材の育成と共創を目指して2022年1月から活動を開始しました。特に、急速に変化するビジネス環境においてミレニアル世代が中心となり、新しい学習共同体の形成が求められています。この記事ではL&Dの意味、重要性、そしてJLDAが描く未来のビジョンについて詳しくご紹介します。

L&Dとは何か?



L&Dは「Learning & Development」の略称で、日本語では「学習と開発」と訳されます。多くの企業で行われている人材開発は通常HR部門によって担われますが、L&Dはそれとは少し異なり、主に従業員の学びのギャップを特定し、そのギャップを埋めるための学習ソリューションの設計に注目しています。これは、組織の戦略に基づく個人の能力向上を目指すため、特別なスキルセットが求められる分野でもあります。

なぜ今、L&Dが必要なのか?



現代は「VUCA時代」とも呼ばれ、環境が刻一刻と変わる中で企業はアダプティブでなければなりません。以下の4つの理由から、今日L&Dを強化する必要があるとされています。

1. 環境変化のスピード
環境が急激に変化する中で、従来のベストプラクティスが役立たなくなることがあります。常に新しい知識や技術を学び続ける姿勢が求められています。

2. スキル形成の進化
今日では、単に知識を詰め込むだけでなく、新しいテクノロジーに適応するスキルの形成が重要です。従来のスキル形成方法では、今後のビジネス環境に対応できなくなる「固着化」が懸念されるため、新しい手法が求められています。

3. 日常に学習を組み込む
クラスルーム形式だけでは実務から学ぶことが難しくなっています。日常業務の中で学ぶ環境の整備が必要です。新たなテクノロジーを活用し、スピーディに学び続けることが求められています。

4. 学びを体験と結びつける
理論だけではなく、実体験との連携が重要です。学んだ内容が実務に活かされることで初めて価値が生まれるため、現場での経験を重視する学びが強調されています。

JLDAのビジョンと活動



JLDAは、様々な企業や団体が協力し合い、成功事例や失敗事例を共有することで、単なる理論にとどまらず実践を重視したラーニングコミュニティを形成することを目指しています。特に、デジタル技術を駆使し、誰もがアクセスできるラーニングエコシステムの構築を目指しています。

この協会は、経済産業省、厚生労働省、文部科学省と協力し、人材開発の在り方やデジタルラーニングの進化に関連した調査や発表を行っていく予定です。各種イベントやワークショップを通じて、実践的な学びを提供していくとのことです。

世界的ソートリーダーとの連携



発足当初から、L&D分野で国際的に知られるニック・ヴァン・ダム博士が関与しています。彼の豊富な経験と専門知識が、JLDAの活動を支える重要な要素となっています。彼は、学習と組織開発に関する専門書を数多く執筆しており、各種メディアでも取り上げられています。彼のリーダーシップの下での発展が期待されます。

お祝いやコメントも多数



協会設立に際して、多くの関係者からお祝いのコメントが寄せられています。特に、Ridgelinez株式会社の小野氏やHult/EFの飯田氏は、自律型DX人材の育成の重要性を強調し、今後のJLDAの活動に期待を寄せています。

参加者を募集



JLDAでは、ミレニアル世代を中心としたメンバーを募っており、企業や団体と連携しながら新しい学びの場を提供しています。興味がある方はぜひ、お問い合わせをお待ちしています。特に新たな発想や実践的なアイデアを持つ方を歓迎します。

【お問い合わせ】
一般社団法人L&D協会
メール:[email protected]
URL:https://l-d.or.jp

このように、L&D協会は日本の人材育成において重要な役割を果たす存在であることが期待されています。今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
一般社団法人L&D協会
住所
東京都千代田区平河町1-6-15USビル8階
電話番号
050-3138-4697

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