住まいのサブスク「ADDress」の新たな挑戦
住まいのサブスクサービス、「ADDress」が、イークラウドを通じて実施した二度のクラウドファンディングで、累計1億6,920万円という驚異的な金額を調達しました。これはイークラウド内での最高記録です。この成果は、同社のサービスに対する多くの投資家の興味と信頼が反映された結果とも言えます。
クラウドファンディングの成功とは
今回の資金調達は、株式会社アドレスが行った2回目の株式投資型クラウドファンディングによって実現しました。初回の調達金額は9,930万円で、申込金額としては当時の国内最高額。今回の6,990万円を加えたことで、これまでの最高記録が更新され、多くの投資家から大きな支持を受けたことが裏付けられています。
株式会社アドレスの代表、佐別当隆志氏は、「このたびの資金調達は、私たちの提供するサービスの価値を再確認し、さらなる成長への足がかりとなります」とコメントしており、今後の展望に対する意気込みが伺えます。
二地域居住の推進
現代社会では、地域の空き家や空き部屋を活用する取り組みがますます注目を集めています。佐別当氏は、全国各地の自治体や地域のプレイヤーと連携しながら、関係人口を増やすプラットフォームとして地域の魅力を発信していくと述べています。また、彼自身が札幌や三島での二地域居住を実践していることから、その経験を活かしたプロジェクトを進めていく意向を示しています。
エンジェル投資の重要性
イークラウド株式会社の代表である波多江直彦氏も、アドレスの資金調達成功を祝福し「この結果は、アドレスの事業価値と社会的意義が広く認知されている証です」と述べ、エンジェル投資の魅力についても言及しました。彼は、挑戦する企業とそれを支援する個人投資家を結びつける重要性を強調し、そうした取り組みを今後も続けていく考えを示しています。
株式投資型クラウドファンディングとは
この仕組みは、非上場企業が株式等を発行し、多くの人から少額ずつ資金を集める手法で、2015年の法改正によって実現しました。それによって、個人がスタートアップに投資する機会が広がりました。
近年、スタートアップへの投資は日本の経済成長において重要な役割を担っている一方で、その資金調達がネックとなっている現実もあります。これを解消するために、株式投資型クラウドファンディングの制度が拡充されつつあり、今後の成長がさらに期待されています。
未来に向けて
この取り組みは、みんなが理想の未来を描き挑戦できる社会を目指す一歩です。今後、ADDressのサービスがどのように発展していくのか、注目が集まります。これからも多くの人々に支持され続け、地域の資源を最大限に活用する道筋を切り開いてほしいと願っています。