岡山大学、教職員向けカメラ講座を開催し広報力向上を目指す

岡山大学が教職員向けカメラ講座を開催

国立大学法人岡山大学は、2024年12月6日に津島キャンパス本部棟で、教職員を対象としたカメラ講座を行いました。この講座の目的は、広報活動の質を向上させ、大学のブランド力を強化することです。講座には広報課が主催し、学部での広報活動に携わる教職員が参加しました。

講座の内容と進行

この日の講座には、冨岡写真事務所から冨岡誠さんを講師としてお招きし、午前中はカメラ操作の基本やモードの使い方に関する座学が行われました。冨岡講師は「ピントと露出の正しい設定が、素晴らしい写真の鍵」と強調しました。また、参加者は実技で集合写真やポートレートの撮影に挑みました。この過程でカメラの設定や構図についても具体的な指導を受けました。

基本技術の習得

特に注目すべきは、カメラのプログラムモード（フルオート設定）の便利さと、自身の意図を反映しづらい点についての説明です。これにより、参加者はより実践的な知識を得ることができました。午後のセッションでは、表彰状授与や講演会、屋外撮影シーンを想定した実践指導が中心となり、参加者たちは技術を磨きました。さらに、焦点距離や被写界深度についても解説があり、「ピントを確実に合わせる方法」や「構図を工夫するテクニック」についても学びました。

写真の主題を意識する重要性

最後に行われた講評セッションでは、参加者が事前に撮影した写真について冨岡講師がフィードバックを行い、その中で「カメラ技術に加え、写真の主題を明確にする目的意識が大切」とのアドバイスがありました。参加者の中からは「ピントや構図の基本が学べて良かった」「少人数で丁寧に指導してもらえた」との感想が寄せられ、講座の効果が確認されました。

このカメラ講座は、12月12日にも同じ会場で開催される予定で、岡山大学の取り組みが地域との連携にもつながることが期待されます。教育機関としての役割を果たしながら、今後も広報活動のスキル向上に努めていきます。