Z世代が向き合うSNS疲れとルッキズム
現代の若者たちは、常にSNSでの自己表現にさらされている中、"浮くこと"を恐れ、多くの葛藤を抱えています。特に、SNSでの流行を追うことやコンプレックスを隠すためのメイクは、多くの女子学生にとって日常的な課題となっています。そのような背景を踏まえ、十文字学園女子大学では、ちふれホールディングスと共創した新しいプロジェクトが進められています。
産学連携が生む新たな視点
2026年4月に始まったこのプロジェクトは、「ちふれと考える私らしさ」という総合科目が中心です。約50名の学生が参加し、メイクやスキンケアをテーマに据え、自分たちの「私らしさ」を深く探求していきます。実際の企業と連携し、リアルな社会の価値観を学び、共に問題解決に向けて取り組む内容となっています。
深層心理の探求
学生たちは、約3ヶ月の探究学習を経て、彼女たちが直面する深層心理や「状態」「価値」、さらには「解決すべき欲求」についての洞察を得ました。SNS疲れやルッキズムに関わる問題から目を背けず、積極的に表現することの重要性を訴えています。彼女たちが身近に感じているテーマに基づいたメイク講座や座談会も実施しており、より良い自分を模索する姿勢が反映されています。
プレゼンテーションの概要
7月16日には、前期の集大成として学生たちによるプレゼンテーションが行われます。この発表は、デザイン思考の初歩的なステップである問題定義を行った後のもので、自分自身のコンプレックスやメイクに対するリアルな声を集約したものです。各グループが、学生自身が実施したビフォーアフターのメイクやファッションを披露し、「等身大の私らしさ」を表現します。
フィードバックセッション
また、ちふれHDの関係者からは、参加者たちによる生の声に基づくフィードバックも行われます。こうしたリアルなやり取りを通じて、学生たちはさらに自らの価値観を深め、その後の学びに生かすことができます。
地域に根ざした活動の場
プレゼンテーションは、十文字学園内の社会連携センター「ここプラス」にて行われることが決定しており、地域と大学、企業が一体となる新たな拠点としての役割も果たしています。このような取り組みは、学生にとってだけでなく、地域社会にとっても価値ある経験となることでしょう。
未来を担う若者の成長
このプロジェクトを通じて、学生たちは単に自分を見つめ直すだけでなく、社会とのつながりや企業の価値観を理解し、実践的な課題解決能力を育むことを目指しています。Z世代が抱えるSNS疲れやルッキズムについて議論を深めることで、今後の社会における自己表現のあり方や、より健康的な美の基準を模索していくことが期待されます。これらの活動が、次世代の若者たちにとって大きな意味を持つことは間違いありません。