平成・昭和受験生比較
2018-12-04 10:10:07
平成最後の受験生の実態!昭和世代と平成世代の比較調査
平成最後の受験生の実態!昭和世代と平成世代を徹底比較
近年、大学受験を取り巻く環境は大きく変化しています。スマートフォンの普及やSNSの浸透など、平成世代と昭和世代では受験勉強のスタイルや、試験当日の状況も大きく異なるはずです。そこで、昭和世代と平成世代の大学受験生800人を対象にアンケート調査を実施。試験当日のトラブルから勉強方法、息抜き方法まで、様々な角度から両世代を比較検証しました。
試験当日のトラブル:平成世代は昭和世代の3倍!
まず、試験当日に予期せぬトラブルに見舞われた割合は、平成世代が昭和世代の約3倍という結果に。具体的には、平成世代の13.8%がトラブルを経験したのに対し、昭和世代はわずか4.3%でした。
試験当日の三大トラブル
両世代で共通して多かったのは「忘れ物」「体調不良」「交通機関のトラブル」の3つです。しかし、世代間で順位に違いが見られました。
昭和世代では、「交通機関のトラブル」が最も多く、次いで「悪天候」「忘れ物」「体調不良」が同率で続きました。一方、平成世代では「忘れ物」がトップで、「体調不良」「交通機関のトラブル」が続きました。
持ち物チェックの重要性
忘れ物で一番多かったのは「受験票」。その他、「腕時計」「参考書」「お弁当」なども忘れ物として挙げられていました。試験直前に動揺しないためにも、事前の持ち物チェックは必須と言えるでしょう。
スマートフォンと地図アプリの活用
持ち物にも世代間の違いが表れました。昭和世代は「カバン」「腕時計」を多くの人が用意していたのに対し、平成世代は「スマートフォン」「飲み物」を多く用意していました。
また、試験会場までの地図については、昭和世代は紙媒体の地図を用意していた人が少数派だったのに対し、平成世代では「地図アプリ」や「地図のコピー」を利用した人が半数以上いました。スマートフォンの普及率の高さが影響していると言えるでしょう。
交通手段と付き添い
試験当日の交通手段は両世代とも「電車」が最も多かったですが、平成世代では「車で送ってもらった」という回答が昭和世代の4倍以上もいました。付き添いについても、平成世代の方が母親、友人、父親のいずれも高い割合を示しました。
受験勉強の集中を阻害する要素
受験勉強の集中を妨げる要素として、両世代ともに「眠気」「受験のプレッシャー」が上位を占めました。しかし、3位以降は大きく異なり、昭和世代は「テレビ」「食欲」「友人からの連絡」など、平成世代は「SNS」「スマホゲーム」「ネット動画」など、スマートフォン関連の要素が上位にランクインしました。
息抜き時間と方法
息抜き方法として、両世代ともに「好きな音楽を聴く」「思いっきり寝る」が上位でした。しかし、3位以降は昭和世代が「テレビ」「お菓子」「友人との会話」と伝統的な方法を挙げる一方、平成世代は「お菓子」「SNS」「ネット動画」など、スマートフォン関連の要素が多く見られました。
さらに、平成世代の1日の平均息抜き時間は93.4分と、昭和世代の72.7分を大きく上回りました。興味深いことに、平成世代のスマートフォン使用時間は、息抜き時間よりも長い95分という結果でした。
受験生活を終えて
受験生活が終わって真っ先にしたことについても、世代間の違いが見られました。昭和世代は「寝た」が最多だった一方、平成世代は「遊んだ」が最も多く、受験勉強期間中の息抜き方法の違いが、受験生活を終えた後の行動にも影響している可能性が示唆されました。
まとめ
本調査では、平成最後の大学受験を経験した昭和世代と平成世代の受験生を比較することで、時代によって受験を取り巻く環境や、受験生の心構え、勉強方法などが大きく変化していることが分かりました。これらの結果が、これからの受験生にとって参考になれば幸いです。
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