秋田県湯沢市と水ingAMが締結した水道管理業務契約
秋田県湯沢市は、2024年9月30日に水ing株式会社のグループ企業である水ingAM株式会社と、同市の水道施設運転管理に関する業務委託契約を結びました。本契約は、公募型プロポーザル方式で行われ、湯沢市の水道事業の効率化と安定的運営を目指すものです。
湯沢市の水道事業の背景
湯沢市は、「未来へつなぐ 安心安全な湯沢のおいしい水道水」を基本理念とし、これを実現するために「安全」「強靱」「持続」の3つの基本方針を掲げています。湯沢市は秋田県南部の山間部に位置し、豪雪地域であることから、平地に上水道、山間部には簡易水道や小規模水道が整備されています。市内全域に給水する体制を持ちながら、巡回点検や運営管理には多くの時間とコストがかかるのが課題です。
この契約により、専門知識と技術を有する業者と複数年の契約を結ぶことで、効率的かつ安定した水道事業の運営を継続できるようになります。特に、積雪期にも対応可能なデジタルツールの活用が提案されており、これにより管理業務の効率化が期待されます。
契約の詳細と内容
契約の概要について、以下のポイントが挙げられます:
- - 業務名: 湯沢市水道施設運転管理等業務委託
- - 委託箇所: 湯沢市内全域の28箇所の浄水施設
- 上水道: 2箇所
- 簡易水道: 21箇所
- 小規模水道: 5箇所
- - 業務内容: 水道法に基づく技術管理者の配置、運転管理、保守及び修繕業務など
- - 契約金額: 1,228,920,000円(税込)
- - 契約期間: 2024年10月1日から2030年3月31日まで
水ingグループの使命と今後の展望
水ingグループは、「生命の源である水を通じていつまでも社会に貢献し続ける」を経営理念として掲げ、水処理施設の設計から運営、維持管理までをトータルに手掛けています。国中で培った運営・維持管理のノウハウを駆使し、地域の水環境を守り、周辺地域の安心安全な水供給に貢献することを目指しています。
今後、水ingグループは湯沢市との契約を通じて、地域社会に対してさらなる貢献をし続けることでしょう。水道という重要なインフラの運営を通じて、地域住民の安心と安全を守り続ける姿勢に注目です。