岡大病院の新設
2025-06-05 01:47:17

岡山大学病院、MFICUを新設し周産期医療の強化を図る

岡山大学病院が新しい母体胎児集中治療室を設置



2025年6月、岡山大学病院は新たに6床のMFICU(母体胎児集中治療室)を設置し、岡山県から「総合周産期母子医療センター」に指定されることが決定しました。これは地域周産期医療の強化を目的とし、妊婦や新生児の医療体制を格段に向上させる試みとなります。

岡山大学病院は、これまで地域の重症妊婦や新生児に対する医療を提供してきました。特に、妊娠高血圧症候群や切迫早産、多胎妊娠による合併症などのハイリスク妊娠に対応するため、新たなMFICUの設置が必要とされました。このMFICUでは、母体の健康状態と胎児の状態を同時に管理し、合併症のリスクを軽減するための高度な治療が行われます。

MFICUの役割と機能



MFICUでは、入院中の妊婦に対し、血圧や心拍、呼吸のモニタリング、さらには胎児の心拍モニタリングを実施します。加えて、点滴や投薬によって早産の予防や血圧管理を行い、緊急時には早期分娩や帝王切開の準備も行います。このように、母体と胎児両方の健康を維持するための専門的な管理が求められます。

前年度、岡山大学病院ではNICU(新生児集中治療室)を12床、GCU(新生児回復室)も12床に増床しました。今回のMFICU新設により、周産期診療体制がさらに強化され、地域の医療機関との連携も一層重要となります。

地域医療との連携



岡山大学病院は、地域の医療機関と連携し、周産期医療に特化した医師の育成や、持続可能な医療体制の構築に努めます。今回の「総合周産期母子医療センター」指定を受けて、病院の周産期医療は更に強固なものとなるでしょう。すでに岡山県内には倉敷中央病院、岡山医療センターが同様に指定されていますが、岡山大学病院の参入はこれらに次ぐ新たな強力な支援となります。

結論



岡山大学病院がMFICUを新設することにより、周産期医療の質が向上し、将来的には地域全体の医療体制が強化されることが期待されます。今後、同病院がどのように地域医療を支えていくのか、注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。