日本酒と共に進化する新たな酒器「陶胎漆器のSHUWAN」
株式会社シュワンが新たに展開する酒器ブランド「SHUWAN」が、磁器と漆を融合させた新シリーズ「陶胎漆器」を正式に発売しました。この新しい酒器は、古来からの伝統技術と独自の設計思想「YURAGI」が見事に組み合わさった製品であり、日本酒の本来の香りや味わいを一層引き立てることを目的として作られています。
香りをひらき、味をととのえる特別なデザイン
「SHUWAN」の特徴的な酒器、特に「TENSHUDO特製 注ぎ」(非売品)は、楕円と正円を組み合わせた独自のフォルムを持っています。この形状は香りの広がりと味の膨らみを両立させるために考案されました。口径や高さは5mm単位で調整されており、香りが過度に凝縮されて刺激的になるのを防ぎつつ、絶妙な香味バランスを保つことができます。さらに、底部と口縁の巧妙な設計は液体の流れを滑らかにし、心地よい飲み口を実現します。
陶胎漆器の魅力
SHUWANの「陶胎漆器」は、磁器と漆の良さが融合したことで、日本酒の香味をより繊細に、そして深く味わうことができます。
1. 伝統色の魅力
朱色と黒色の二つの伝統色が、漆と顔料を用いて丹念に仕上げられています。朱は漆と顔料を6時間練って発色や乾燥の具合を調整し、黒は異なる艶と乾燥具合の漆をブレンドし、最適な仕上げを実現しました。その結果、深い赤と黒の色合いが、日本酒の香りを一層引き立てます。
2. 丹念な手仕事による制作工程
SHUWANの陶胎漆器は、31以上の工程を経て完成されます。内側を塗るための特注の鎌刷毛が使用され、各工程後には水を使った微細研磨が施されており、形状と艶を整えつつ、次の漆の密着を向上させる工夫がなされています。季節や天候に応じて漆の調合を行うことで、香味に自然な変化をもたらし、日本酒を楽しむ時間に深みを与えます。
3. 漆器ならではの質感と重み
漆の持つしっとりとした手触りと、わずか90gの軽やかな陶の組み合わせは、手にしっくりと馴染み、使いやすさを追求しています。
田中瑛子氏による監修
この革命的な「陶胎漆器」は、漆芸作家である田中瑛子氏の監修によって誕生しました。彼女からは「お酒の味が多彩で繊細なほど、それを味わうための器も形や素材による選択肢が求められる」とのメッセージが寄せられています。SHUWANの酒器はその選択肢を広げる一つの回答であり、漆器と磁器の新しい感覚を提供するものです。
新たな日本酒の楽しみ方
SHUWANは日本酒の香りと味わいを引き立てるために生まれた酒器であり、猪口やワイングラスでは捉えきれない日本酒の繊細な魅力を引き出すことができます。酒蔵や陶芸家、料理人、そして世界中の飲み手を結びつけ、日本酒の楽しみ方に新たな豊かさを提供します。日本文化にふさわしい新たなスタンダードを確立するSHUWANの酒器で、特別な日本酒のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。