2024年11月、8年ぶりに一般公開!
東大阪市にある「樟徳館」が、コロナ禍を経て2024年11月9日(土)・10日(日)の2日間にわたり、一般公開されることが発表されました。この機会は、通常4年に1度の特別なものであり、訪れる皆さんにとっては貴重な体験となるでしょう。
樟徳館の歴史と建築
「樟徳館」は、樟蔭学園の創立者であり、大阪の材木商としても名高い森平蔵氏によって、昭和14年に私邸として建築されました。建設には約7年もの時間がかかり、木造二階建の母屋は、関西でも最高の松を使った建築と称されています。外観は純和風でありながら、内部には和洋折衷の装飾が施され、ステンドグラスや陶製の暖炉、特注の家具が散りばめられた意匠の多様性が訪れる者を魅了します。
完成後の21年間は私邸として使用されましたが、森平蔵氏の死後、その遺志により樟蔭学園に寄贈され、「樟徳館」と命名されました。2000年には国の登録有形文化財に指定され、貴重な文化財としての価値が再認識されています。
一般公開の詳細
樟徳館の一般公開は以下のような詳細で行われます。
- - 日時:2024年11月9日(土)・10日(日) 午前10時〜午後4時(受付は午後3時まで、12時〜13時の間は入場不可)
- - 場所:樟徳館(東大阪市菱屋西 2-4-12)
- - 対象:中学生以上。小学生以下は保護者同伴が必要。
- - 申込:不要、入場無料。
交通アクセスと注意点
樟徳館には駐車場がありませんので、公共交通機関の利用が推奨されています。具体的には、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩5分、または近鉄奈良線「河内小阪駅」から徒歩20分です。訪れる際には、ヒールの高い靴での来場は控えるよう注意が必要です。また、文化財の為、お手洗いは無い点にもご留意ください。
特別解説会の開催
両日には樟蔭学園の監事である藤原準二氏による特別解説会も行われ、樟徳館の魅力について深く知る機会が提供されます。解説会は、庭園にて以下の2回実施予定です。
周辺カフェ情報
公開を楽しんだ後は、樟徳館の周辺にあるカフェも訪れてみてはいかがでしょうか。『ピカッと東大阪』の厳選したカフェとして、以下の店舗があります:
1.
りーぶるらぱん(徒歩7分)
2.
イイエンコーヒー(徒歩7分)
3.
CHAPTER COFFEE(徒歩8分)
4.
Tikku smoothie bar and…(徒歩10分)
各店舗の営業時間やアクセスは公式サイトにて確認が可能です。コロナ禍を経て、久しぶりに一般公開される「樟徳館」を、ぜひこの機会に訪れてみてください。魅力あふれる歴史を感じながら、特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。