GSTC Japan Members Meeting & Workshop開催報告
2026年6月11日、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)主催の「Japan Members Meeting & Workshop」が日本航空本社(東京都品川区)で開催されました。本イベントは、日本国内のGSTC会員を対象とした年次のミーティングとして今回で5回目となり、会場・オンライン合わせて66名が参加しました。
持続可能な観光の重要性
近年、観光業界では環境負荷の低減や地域社会への貢献、文化資源の保全といった持続可能な観光への取り組みがますます重要視されています。本会合では、日本国内の会員企業・団体が最新の国際動向を共有し、実践事例や課題について意見交換が行われました。
GSTCからの最新情報
当日は、GSTCのCEOであるRandy Durband氏やChief Assurance Officer(CAO)のDr. Kang Mihee氏が来日し、持続可能な観光における世界各地の最新動向を紹介しました。Durband氏は、日本の観光業界がサステナビリティに対して真摯で先進的な姿勢を持っていると強調し、GSTCの取り組みと日本の実践知識を結びつける貴重な機会だと述べました。
ワークショップでの実践的な議論
後半では、名城大学名誉教授でGSTC公認トレーナーの二神真美氏の進行のもと、改訂中のGSTC地域向けスタンダードについてのワークショップが行われました。参加者は、自らの観点から日本の観光地や業者にはどのような基準が必要かをグループで議論し、様々な意見が飛び交いました。
参加者からは、「他の会員との意見交換を通じて新たな気づきを得られた」「ディスカッションをさらに深めたい」など、さまざまな声が寄せられ、ワークショップ形式の学びを評価する意見が多数ありました。
日本におけるGSTCのさらなる活動
日本はアジア太平洋地域においてもGSTC会員数が増加している国の一つで、宿泊事業者や旅行会社、自治体などさまざまな分野で参加が広がっています。GSTCでは、日本における持続可能な観光の普及と実践を支援するため、会員ネットワークの強化や知識共有の機会を増やすことに注力しています。
アンケートでは、「EUの最新動向やGSTCスタンダードの改訂について学ぶ貴重な機会となった」という意見や、「GSTCとの対話の時間を増やしてほしい」という期待の声が多く寄せられ、参加者の高い関心がうかがえました。今後もGSTCは、日本の企業や団体との連携を強化し、国際スタンダードに基づく持続可能な観光の普及に努めていきます。
開催概要
- - イベント名: GSTC Japan Members Meeting & Workshop
- - 開催日: 2026年6月11日
- - 会場: 日本航空株式会社 本社
- - 開催形式: 会場参加およびオンライン配信
グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)について
グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)は、持続可能な旅行と観光に関する国際標準「GSTCスタンダード」の策定・管理を行っている国際非営利団体です。国連環境計画(UNEP)や国連世界観光機関(UNWTO)の支援によって、2007年に設立され、現在は世界中の政府や観光局、ホテル、旅行会社、NGOなどが参加しています。GSTCは観光事業者を直接認証する機関ではありませんが、第三者機関の認定を通じて、持続可能な観光を推進する活動を行っています。