障がいや病気がある方のための新たな宿泊選択肢「HAJIMARI」の活動拡大

障がいや病気を抱える方々とその家族が、より豊かな旅や余暇を楽しむことを目的とした活動を展開する「HAJIMARI」が、新たに「るうふ」と「SANU 2nd Home」と提携しました。この提携により、宿泊施設の選択肢が大幅に広がり、これまで奈良県の「ume,yamazoe」1軒だった宿泊先が、群馬県、山梨県、千葉県を含む全7軒に増加。これでHAJIMARIの活動が一層の充実を迎えました。

HAJIMARIの背景と理念

HAJIMARIは、代表の梅守志歩さんの個人的な経験から生まれました。彼女は、姉の障がいを通じて、家族での外出や旅行が難しいという辛い思いを抱えました。そんな経験から、障がいや病気がある方々が安心して楽しめる場所と機会を提供したいという思いが芽生えたのです。これまで、梅守さんが代表を務める奈良県の宿「ume,yamazoe」では、年間12組を無料招待する「宿泊招待HAJIMARI day」を開催し、様々な障がいや病気を持つ家族が気兼ねなく宿を訪れる機会を作ってきました。

新たに加わった宿とその特徴

るうふ

「るうふ」は、関東を中心に築100年の古民家をリノベーションした宿泊施設です。ゲストは日本の伝統文化を感じながら、落ち着いた時間を過ごせます。特に、障がいや病気を抱える方々にも配慮した内容で、安心して訪れることができる環境を整備しています。

SANU 2nd Home

「SANU 2nd Home」は、自然との共生をテーマにした宿泊施設です。都市と自然の接点を感じられる利便性の高い立地にあり、障害のある方にも対応可能なリラクゼーションの場を提供予定です。

これにより、HAJIMARIの宿泊選択肢は更に多様性を増し、7軒にわたる宿で多くの人々を迎える準備が整いました。

さらなる展開を目指すHAJIMARI

HAJIMARIの活動は、宿泊施設の拡大にとどまらず、障がいや病気がある方々の気持ちのハードルを下げるための合理的配慮を提供することを重視しています。この合理的配慮には、個々のニーズに応じたサポートが含まれ、バリアフリーな社会の実現に向けた取り組みを進めています。また、障がい者やその家族が参加しやすい「宿泊招待HAJIMARI day」も引き続き行われる予定です。

今後の活動

さらに、HAJIMARIの活動を知ってもらい、より多くの方が利用できるよう、年次で開催される宿泊招待日は大きな好評を博しています。参加を希望される方々は、HAJIMARIの公式サイトやインスタグラムを通じて情報を得ることができます。

HAJIMARIは今後も、障がいや病気がある方々が気持ちよく過ごせる宿泊環境を広げていくことを目指し、新たな宿泊施設の提携を進めていく予定です。ぜひ、もっと多くの方々にこの活動や宿を利用して、旅や余暇を楽しんでもらいたいと願っています。