株式会社スポーツフィールドが行った「体育会学生動向調査」の結果が発表され、現役体育会学生の意識や行動が明らかになりました。本調査は、各競技や地域に関係なく、運動部に所属する大学生4,331名を対象に実施されたもので、過去最大規模の調査となる総回答数は4,953件。その結果をもとに、体育会学生の社会参画意識や競技成績、キャリア観などについて考察します。
投票率の高さが示す社会参画意識
調査の結果、体育会学生の投票率はなんと65%に達し、一般の若年層の投票率の約2倍という圧倒的な数値を示しました。この背景には、部活動を通じて培った責任感があると考えられます。一般的に、若者の投票率は35%程度と低迷している中で、体育会学生が示すこの強い社会参加意識は注目に値します。投票を通じて自らの声を社会に届ける意義を理解していることが伺えます。
兄弟構成と競技成績の関連性
さらに興味深いのは、学生たちの兄弟構成が競技成績に影響を与える可能性です。調査対象者の62%が全国大会以上の成績を収めた選手であり、その多くが兄または姉を持つ中間子または末っ子でした。これは、兄姉との競争が早期からのスポーツ参加を促し、長期的な競技力向上に寄与していることを示しているかもしれません。身近に目標とすべき存在がいることが、選手としての成長に大きな影響を与えていると考えられます。
高収入志向と転勤の受け入れ
調査結果には、高収入を希望する体育会学生は全国転勤を受け入れる傾向が強いことも示されています。特に年収1,001万円以上を目指す学生の約30%が、転勤可能と答えています。一方で、一般的な就活生の転勤に対して肯定的な回答は3割未満であるため、体育会学生のこの意識の違いは規範的なキャリア観に大きな違いを生じさせています。環境の変化を恐れず、高い目標を持っていることが彼らの強みです。
調査の概要
本調査は2025年12月1日から同年12月31日まで実施され、運動部に所属している大学生を対象にSNSやイベント会場でアンケート形式で行われました。総回答数は4,953件、有効回答数は4,331件に上り、体育会学生のリアルな実態を示す貴重なデータとなっています。調査の詳細なレポートは、スポーツフィールドのウェブサイトからダウンロード可能です。
この調査結果からは、体育会学生たちの社会的な意識や競技に対する姿勢、人材としての資質など多くのことが学べるかもしれません。今後の彼らの動向にも引き続き注目したいところです。