小児がんの声
2024-09-03 16:03:09

小児がん啓発月間を通じて子どもたちの声を届ける

小児がん啓発月間の意義



毎年9月は世界小児がん啓発月間です。この特別な時期、ゴールドリボン・ネットワークは「Gold Ribbon Month」というイベントを通じて、小児がんを経験した子どもたちの貴重な声を発信しています。彼らの想いを伝えるために制作されたインタビュー動画やアート作品は、特設ウェブサイトで広く公開されています。

インタビュー動画の紹介



特に注目を集めているのが、幼稚園児の男の子が経験したがん治療のドキュメンタリーです。彼は脚の骨にがんが見つかり、命を守るためには膝から下を切除する手術が必要とされました。この厳しい選択をどう受け止め、どのように家族が支え合ったのかを綴ったインタビューが公開されています。インタビュイーは今は中学生になった彼自身。この動画では、自身のヒーローについて語り、父親や主治医もそれぞれの視点から意見を述べています。

子どもたちによるアート展



ゴールドリボン・ネットワークでは、小児がんを経験した子どもたちが制作した作品展も開かれています。入院中に心を込めて制作された絵画や習字、絵本など、24点の作品が展示され、各作品にはそれぞれの作者が抱く「たいせつなもの」の想いが込められています。たとえば、5歳の「みーちゃん」は急性リンパ性白血病を乗り越え、感謝の気持ちを手紙と共に表現した絵画を作成しました。このような作品は、同じ境遇の子どもたちに希望を与えるとともに、周囲の人々にも感動を届けています。

小児がんと向き合う手記



さらに、「小児がんを語る」というシリーズでは、専門医による手記も発表されます。その中には、近年特に注目されている“ドラッグラグ”や“ドラッグロス”といった医療の課題に言及した記事があります。これは、小児がん治療における大きな問題を解決すべく尽力する医師が、自らの経験と想いを語る貴重な内容です。

世界小児がん啓発月間とは?



この啓発月間は、小児がんの患者とその家族、経験者の思いや願いから始まりました。世界的なキャンペーンとして、毎年9月に各国で様々なイベントが開催され、支援活動が行われています。特に日本では、2021年から事業が始まり、今期で4回目となります。

マークとなるゴールドリボン



「ゴールドリボン」は、小児がんを支援するための世界共通のシンボルです。金のリボンは、子どもたちを最も貴重な宝物と考える象徴とされています。小児がんは全年齢層の中で発生するがんとして特異で、毎年新たに2000〜2500人が診断されていますが、依然として認知が不足しています。

ゴールドリボン・ネットワークの活動



2008年の法人設立以来、ゴールドリボン・ネットワークは小児がんの理解促進や患児・経験者の生活の質を向上させる活動を行ってきました。治療から教育、就労まで、様々な支援を通じて、彼らが安心して未来を描けるような社会を目指しています。

まとめ



小児がん啓発月間は、ただのイベントではなく、子どもたちの声と希望を広く伝える大切な機会です。これらの活動を通じて、より多くの人々が小児がんに対する理解を深め、支援の輪が広がることが期待されています。


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会社情報

会社名
ゴールドリボン・ネットワーク
住所
東京都豊島区西池袋2-21-8目白欅マンション204号
電話番号
03-5944-9922

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