千葉の自給型工場
2026-10-22 14:15:20

千葉県初、完全自給型工場が停電を防ぐ新たな挑戦

千葉の完全自給型工場、持続可能な電力供給の新たなモデル



千葉県木更津市に拠点を置く株式会社エジソンパワーは、自然エネルギーを利用した完全自給型の電力供給を実現した工場を開設しました。この工場は、太陽光発電と蓄電池を駆使し、外部からの電力供給を一切受けずに運営されています。2026年10月1日から本格運用を開始し、被災や停電が続く地域においてもその効果を発揮しています。

背景にある災害とコストの課題


千葉県は近年、台風や豪雨による災害が頻発しており、停電が地域全体に影響を及ぼす事例が増えています。特に2019年の房総半島台風では約93万戸が停電し、復旧に約2週間かかる事態が発生しました。また、2026年9月には豪雨と台風25号が同時に襲い、土砂崩れや倒木によって道路が封鎖され、電力供給が困難になる地域が続出しています。このような状況の中、エジソンパワーは自社工場の電力自給率を100%にするための大きな一歩を踏み出しました。

さらに、政府による電気料金支援が2026年9月で終了することも背景にあり、社員数30名の中小企業でも自然エネルギーを活用した電力供給モデルが必要とされています。

オフグリッドシステムの詳細


新たに導入されたオフグリッドシステムは、太陽光発電設備186.6kWpと蓄電池760kWh、そしてパワーコンディショナ150kVAから構成されています。このシステムでは、気象予報や過去の電力使用データを基に、7日先までの発電量と蓄電池残量を予測し、電力消費を適切に調整する機能を備えています。さらに、運営状況はPCやスマートフォンからリアルタイムで確認でき、柔軟な運用が可能です。

この取り組みにより、年間約300万円の電気代を削減し、同時に約23トンのCO2排出量を削減することを見込んでいます。中小企業でも十分に実現可能なこのシステムは、地域の他の企業や家庭にとっても身近なモデルとなるでしょう。

社長自宅へのシステム導入


エジソンパワーの代表取締役、山田敏雅氏の自宅も台風による影響で被災しました。停電が続く状況下で、通常の復旧工事は半年先までかかる見込みであり、同社は11月中に自宅にも同様のオフグリッドシステムを導入することを決定しました。これにより、企業と住宅の両方で自然エネルギーを用いた自立した暮らしのモデルを示すことが期待されています。

社長の思いと今後の展望


山田氏は、「オフグリッドの概念は長年温めてきたものでしたが、実際に導入してみると、思ったよりも早くその効果を実感しました。自然エネルギーで事業を継続できること、日常が当たり前に回ることの喜びを広めていきたい」とコメントしています。

企業情報


株式会社エジソンパワーは、千葉県木更津市に本社を構え、系統用蓄電池や大容量産業用蓄電池の製造・開発を行っています。今後も地域社会に貢献し、持続可能なエネルギー社会の実現に向けて取り組んでいく所存です。

【会社概要】
  • - 代表取締役: 山田敏雅
  • - 所在地: 千葉県木更津市かずさ鎌足1-8-1
  • - 資本金: 9,750万円
  • - 従業員数: 30名
  • - URL: https://www.edisonpower.co.jp

今回の取り組みを通じて、エジソンパワーは千葉から持続可能な社会の実現を目指しています。

会社情報

会社名
株式会社エジソンパワー
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