2023年4月14日、華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は「デジタル技術を活用した血圧測定フォーラム」を開催しました。これは現代のデジタルヘルスケアの重要性を再確認し、最新の技術による健康管理の進展を紹介する場として設けられました。
フォーラムには、血圧管理の権威である苅尾七臣教授(自治医科大学)、王継光教授(上海交通大学医学院)、そしてファーウェイのリコ・ジャンプレジデントが参加しました。彼らはそれぞれの専門知識を活かし、血圧測定の最新の成果や価値について議論しました。
苅尾教授は、日本の高血圧事情を全国的に啓発し、血圧測定の重要性を再認識させるためのスローガン「まずは測ろう、あなたのリスク!」を提唱しています。特に朝の血圧測定の重要性を説き、高血圧が引き起こす脳卒中のリスクについても言及しました。このことから、日常生活の中での意識的な健康管理が必要不可欠であることが強調されました。
また、王教授は、歴史的視点から血圧測定方法の進化を振り返り、聴診法からウェアラブルデバイスを利用した連続測定の重要性を強調しました。「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」による簡単で持続的な血圧モニタリングは、日常生活の中で自身の健康状態を把握する助けとなるでしょう。
リコ・ジャンプレジデントからも、健康意識の高まりを受けて市場への新たなウェアラブル製品の投入が期待されるとの発言がありました。2021年に発売された「HUAWEI WATCH D」シリーズは、その実績を基に新型「HUAWEI WATCH D2」へと進化を遂げ、デザイン面でも利便性を追求しているとのこと。
ファーウェイは、こうしたデジタル健康管理の観点から新しい製品を提供し、より多くの人の健康管理をサポートしていく姿勢を示しています。特に、血圧の自己管理が肝要だとされており、個別化された高血圧管理がAIなどの技術を駆使することで実現するだろうと語られています。
さらに、ヘルスケアテクノロジーズの鴻池社長は、企業向けに提供される健診結果のデータ化や健康データ管理の重要性を強調し、デジタルヘルスの未来についての展望を語りました。また、株式会社テクノクラフトの小林執行役員は、リアルタイムデータを活用したバイタルデータ管理の革新を紹介しました。
フォーラムの終わりに賀磊社長は「HUAWEI WATCH D2」で健康分野への貢献を表明し、今後も専門的なデジタル健康管理の製品展開を進める意向を示しました。日本市場でのウェアラブルデバイスの浸透率は依然として低く、それを改善するためにファーウェイは多くの人に選ばれる製品作りを進めていく考えです。
今回のフォーラムは、デジタル技術を活用した血圧測定の重要性と新たな製品の可能性を議論し、健康管理の新時代へ向けた一歩となることが期待されています。これから日々の健康管理がどのように変わっていくのか、その進展に注目が集まります。