新EMIアンテナ発表
2025-03-25 10:36:30

ローデ・シュワルツ、EMV 2025で新EMIアンテナを発表!44GHz対応の新技術

ローデ・シュワルツ、EMV 2025で新しい高ゲインEMIマイクロ波アンテナを発表



ローデ・シュワルツは、2025年に開催される展示会EMV 2025において、新たに自社の高ゲインEMIマイクロ波アンテナ「R&S HF1444G14」を初披露します。この新製品は、周波数域が14.9GHzから44GHzにまで及び、電磁干渉(EMI)の測定において優れた性能を発揮することが期待されています。

特に注目すべきは、このアンテナが国際規格であるCISPR 16-1-4及びCISPR 16-2-3の要件を満たしていることです。これにより、精密な測定を行うための個別校正オプションも提供され、EMI測定の効率を大幅に向上させることができるのです。

高周波数化が進む現代において、R&S HF1444G14はより小型のテストチャンバでも、大きな対象物を一度に測定する能力を持っています。このアンテナの最高44GHz対応により、FR2帯域でのデバイスのEMI測定も行えるようになりました。さまざまな市場での要求に応えるべく、最新の技術を駆使した設計が施されています。

具体的には、中心周波数で約14 dBiという高いアンテナゲインを記録しており、28度以上の3 dBパワー半値幅を実現。これにより、1.5×1.5mの円筒形の領域に設置された被試験機器(EUT)を、3mの距離から完全に照射して精度の高い測定を一度に行うことが可能です。測定時間を短縮し、スループットを向上させると共に、アンテナをEUTの近くに設置できるため、コスト効率の良いEMCチャンバでの検査が実現します。

加えて、新しいEMIアンテナとR&S ESW44 EMIテスト・レシーバを組み合わせることで、最高44GHzまでの完全なコンプライアンス・テストが可能になります。このシステムは正確で信頼性の高い測定結果を迅速に提供するよう設計されており、業界でも高い評価を得ることでしょう。

今後、EMC試験ラボや自動車産業、スマートフォン、家電、産業用電子機器のメーカーなど、EMI試験が求められる多様な分野において、R&S HF1444G14は将来性の高い投資先となることでしょう。

ローデ・シュワルツは、進化する技術や市場のニーズに対応し続けるため、2025年半ばを目指してこの新しい高ゲインEMIマイクロ波アンテナの発売を予定しています。EMV 2025での発表を通じて、ますます多様化する市場に対して新たな価値を提供するローデ・シュワルツの取り組みが伺えます。

ローデ・シュワルツについては、長年にわたって技術革新を続け、安全で効率的な電子計測と技術システムを提供することで、業界の信頼を築いてきました。自社の最新製品やソリューションにより、デジタル技術を駆使した商業活動や産業界での価値を向上させることを目指しています。

主要な問い合わせ先は、ローデ・シュワルツの公式ウェブサイトに掲載されており、技術サポートや詳細情報も手軽に入手できます。新たなEMIアンテナの動向から目が離せません。


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会社情報

会社名
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル27階
電話番号

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