ERPCが発表したSolana Geyser gRPCの安定運用ガイド
ELSOUL LABO B.V.とValidators DAOが共同運営するERPCは、全リージョンで安定した性能を誇るSolana Geyser gRPCエンドポイントに関する新たなドキュメントを発表しました。これは、実運用での安定性と利便性を向上させることを目的としており、開発者がスムーズに利用できることを重視しています。
Geyser gRPCの特性と課題
Geyser gRPCはSolanaのトランザクション、アカウント、スロットなどのイベントを低遅延で取得できる非常に強力なインターフェースですが、Web開発の分野で長らく使われてきたWebSocketとの違いから、双方向のgRPCストリームを実装する経験が不足していました。そのため、特に接続維持や再接続時のデータの取り扱いにおいて、さまざまな課題が山積しています。
ERPCは、全リージョンでの低遅延かつ安定した配信基盤を誇りますが、Geyser gRPCを「正しく、安定して使える」状態にすることで、開発者にとってより使いやすい環境を提供しようとしています。
公開されたガイドの内容
新たに公開されたBest Practicesドキュメントでは、Geyser gRPCを活用したアプリケーションを安定的に運用するために求められる考え方や設計理念を整理しています。以下のような重要なポイントが含まれています:
- - 段階的な購読設計
- - 不要トラフィックを制御するフィルタリング
- - 再接続時のスロット管理
- - ping / pongを含む接続管理
さらに、Code Examplesではこれらの考えを基にしたRustコードの例も紹介しています。これはシンプルな購読から本番環境を想定した耐障害性の高いクライアント構成まで多岐にわたります。公開されたコードは、ERPCのGeyser gRPCエンドポイントにすぐに接続して使用することが可能です。
利用者に向けたサポート
これらのドキュメントは、初めてGeyser gRPCを利用する開発者だけでなく、WebSocketからの移行を考えているチームや、gRPCをすでに使用しているものの接続の不安定さに悩んでいる開発者を対象としています。具体的なサポートを受けることで、PoC段階から本番運用までのスムーズな移行が可能となるでしょう。
料金プランとマルチリージョンの提供
ERPCはフランクフルト、アムステルダム、ニューヨーク、シカゴ、東京、シンガポールなど、複数のリージョンにGeyser gRPCエンドポイントを設置しています。これにより、時間帯やネットワーク状況による影響を最小限に抑えることができます。さらに、Geyser gRPCは単一リージョン用のプランに加えて、複数リージョンを一括で利用できるgRPC Bundleプランも提供しています。
今後の展望
ERPCは、今後もGeyser gRPCのストリーミング基盤のさらなる性能向上に努め、実運用の知見を活かしてドキュメントやコード例を提供していく方針です。開発者が立ち上げやすい、高速なプラットフォームとしての進化を続けていくことでしょう。
お問い合わせ
最適なリージョンやプラン選定の相談、既存構成からの移行については、Validators DAOの公式Discordを通じて個別にサポートを行っています。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
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