新素材「Alloy C276・C22」の魅力
池田金属工業株式会社が新たに受注を開始した「Alloy C276・C22」は、工業用ファスナーや金属部品の分野での注目を集めています。このタングレスインサートは、高い耐食性と耐熱性を兼ね備えた理想的な素材として、特に半導体製造装置においてその真価を発揮します。
Alloy C276・C22とは
「Alloy C276・C22」は、主にニッケルからなるNi-Cr-Mo合金鋼です。難削材としても知られ、ステンレスやチタンでは対処できない過酷な環境においても高い性能を発揮します。特に、ガスや薬品に対する優れた耐性を持つため、腐食が懸念される高温環境下での使用に最適です。これにより、半導体製造業界での需要が高まっています。
特徴
- - 耐食性:さまざまなガスや薬品に対して強い耐性を示します。
- - 耐熱性:高温環境下でも安定した性能をキープします。
- - 析出硬化型合金:過酷な条件下でも耐久性を発揮します。
ラインナップの詳細
この新素材は、2つのバリエーションを提供しています。以下に各品番と特徴をまとめます。
Alloy C276
こちらは一般的なハステロイC276に相当する素材で、優れた耐食性を実現しています。
- - M6-1.00X1D(品番:TL05062HA)
- - M6-1.00X1.5D(品番:TL05063HA)
- - M6-1.00X2D(品番:TL05064HA)
Alloy C22
タングステンを添加したハステロイC22に相当するこちらの素材は、さらに高い耐薬品性を誇ります。
- - M4-0.70X2D(品番:TL05044HA22)
- - M5-0.80X2D(品番:TL05054HA22)
- - M6-1.00X1.5D(品番:TL05064HA22)
他のサイズについてはリクエストに応じて検討していくとのことです。
会社概要
池田金属工業株式会社は、大阪府大阪市に本社を構える工業用ファスナー及び金属部品の開発・製造・販売を行う企業です。1950年の設立以来、技術革新に取り組んできました。代表取締役社長の武井宏樹氏がその舵を取っています。
- - 商号:池田金属工業株式会社
- - 所在地:大阪府大阪市西区新町4-7-11
- - 設立:1950年12月
- - 資本金:2,000万円
- - 公式サイト:池田金属工業
高い耐性を持つ「Alloy C276・C22」は、今後の産業界においてますます重要な役割を果たすと期待されています。興味のある方はぜひお試しを!