ファッション写真が語るモード:写真とドレスの関係性展 - 神戸ファッション美術館が120年の歴史を紐解く -
神戸ファッション美術館は、2024年11月23日(土)から、特別展「ファッション写真が語るモード-写真とドレスの関係性-」を開催します。本展では、約120年におよぶファッション写真の歴史を、写真家約70名による200点の作品と、デザイナーの華麗なドレス約40点を通して紐解きます。
4つの章でたどるファッション写真の変遷
本展は、「黎明期」「黄金期」「成熟期」「日本人作家」の4つの章で構成されています。
1. 黎明期
19世紀末から20世紀初頭にかけて、肖像写真撮影が流行した時代。アール・ヌーヴォーやアール・デコといった芸術様式の影響を受けた写真が次々に誕生しました。レオポルド・E・ルートランジェやアドルフ・G・ド・メイヤーなど、当時の巨匠たちの作品を通して、ファッション写真の源流をたどりましょう。
2. 黄金期
第二次世界大戦後のファッション界は、ディオールの「ニュールック」スタイルなど、華やかなオートクチュールの復活によって再び活気に満ち溢れます。ルイーズ・ダール・ウォルフやリリアン・バスマンなど、時代の寵児となった写真家たちの作品を通して、戦後のファッション界の隆盛を体感できます。
3. 成熟期
ファッション写真は、モード誌の枠を超えて、多様な表現に挑戦し、新たな世界を創造していきます。ヘルムート・ニュートンやロバート・メイプルソープなど、現代でも名高い写真家たちの作品を通して、ファッション写真の進化と深化を目の当たりにできます。
4. 時代を映した日本人写真家とスーパーモデル
昭和から平成にかけて活躍した、篠山紀信や荒木経惟など、日本のファッション写真の巨匠たちの作品を展示。時代の変化を映し出す作品の数々を通して、日本のファッション史を感じることができます。また、1990年代に活躍したスーパーモデルの姿を捉えた、大石一男の作品も展示されます。
ドレスと写真が織りなす美の饗宴
本展では、写真だけでなく、シャネル、ディオール、三宅一生など、時代を代表するデザイナーのドレスも展示されます。写真とドレスが織りなす、モードの世界の深淵に触れることができる貴重な機会です。
ファッションの歴史と美を体感する
本展は、ファッション写真の歴史、写真家たちの技法、デザイナーたちの創造性を、写真とドレスを通して、多角的に紹介する、貴重な展覧会です。ファッション好きはもちろん、写真に興味がある人、アートに興味がある人にとっても必見です。ぜひ足を運んで、ファッション写真の魅力と、モードの世界の奥深さを体感してください。
開催概要
会期: 2024年11月23日(土)~2025年1月26日(日)
会場: 神戸ファッション美術館
住所: 神戸市東灘区向洋町中2-9-1
開館時間: 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日: 月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、1月14日(火)※1月13日(月・祝)は開館
観覧料: 一般1,000円(800円)、大学生・65歳以上500円(400円)、高校生以下無料
※神戸市内在住の65歳以上の方は無料。
※カッコ内は有料入館者30名以上の団体料金。
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引。
主催: 神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
後援: サンテレビジョン、ラジオ関西
展示協力: 大阪樟蔭女子大学
まとめ
「ファッション写真が語るモード-写真とドレスの関係性-」は、ファッション写真の歴史、写真家たちの技法、デザイナーたちの創造性を、写真とドレスを通して、多角的に紹介する、貴重な展覧会です。ぜひ足を運んで、ファッション写真の魅力と、モードの世界の奥深さを体感してください。