2025年万博の理念を未来へ継承する活動
2025年日本国際博覧会、通称大阪・関西万博が迫る中、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現する「静けさの森」が注目を浴びています。これは訪れる人々が自然と触れ合い、心落ち着く時間を過ごせる特別な空間です。このプロジェクトは万博閉幕後も存続し、さらなる発展が期待されています。
「静けさの森」のビジョン
「静けさの森」は、多様な生態系を育む場として設計されており、訪問者が自由に散策できるエリアを提供します。2025年6月に発表された「夢洲第2期区域マスタープラン Ver.2.0」では、「静けさの森」内にあるシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」に関わる植栽が、万博終了後も残ることが明言されています。
これにより、会期後も観光資源としての価値や文化的意義を維持し、地域に根ざした自然との共生を促すことが目指されています。
新たな共鳴機構の誕生
万博が閉幕する一週間前、著名な学者である宮田裕章教授と、建築家の藤本壮介氏が共同で「静けさの森 共鳴機構(FoR)」を設立しました。この機構の目的は、持続可能な生態系保全、次世代教育、文化芸術の促進、国際連携を通じて、人と自然、地域と世界の共鳴を強化することです。
プロジェクトは多様な専門性を持ったメンバーによって支えられており、ランドスケープデザインを担当した忽那裕樹氏、建築設計を手掛けるSANAA(妹島和世、西沢立衛)も参加しています。
共鳴と森のテーマウィークプログラム
この新しい機構の設立に際し、特別なイベントが2025年10月8日に開催されます。「共鳴と森 - 突き破る塔(1970)から開かれる空(2025)へ」と題されたこのプログラムでは、万博を通じて生まれた「静けさの森」プロジェクトの理念や、生まれた価値について議論が交わされます。
登壇者には、宮田裕章氏や藤本壮介氏、そして桑名裕樹氏が名を連ねており、万博での経験や今後の展望を語る予定です。これにより、参加者は未来社会における共鳴の重要性を考える機会を得ることができます。
イベントへの参加方法
このイベントへの参加は、万博の公式サイトから当日のチケットを購入した上で予約が可能ですが、変更が生じる場合もあるため、事前に確認が必要です。さらには、公式サイトにて詳細な情報が公開される予定ですので、興味のある方はチェックをお忘れなく。
このイベントを通じて、訪れるすべての人が万博の理念を共有し、未来に向けたアクションを起こせることが期待されています。新たな「静けさの森 共鳴機構」が育む未来のビジョンを共に考えていきましょう。