空の未来を切り開く「Dr-One」の展示
HIEN Aero Technologies株式会社が開発した国産電動垂直離着陸型無人航空機「Dr-One(ディーアールワン)」の試作1号機が、2024年11月17日(日)に岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地で行われる「岐阜基地航空祭2024」に展示されることが決まりました。
岐阜基地航空祭2024の概要
第72回を迎える岐阜基地航空祭は、航空自衛隊の重要なイベントとして、多くの航空ファンや一般の方々に愛されています。以下は、航空祭の詳細です。
- - 日時: 令和6年11月17日(日)8:30~15:00(開門8:00)
※天候や運営の状況によっては、開門時刻が変更される場合があります。
(岐阜県各務原市那加官有地無番地)
詳細なアクセス方法については岐阜基地航空祭2024特設ページを確認してください。
ただし、会場に訪れる際は注意事項をよく確認し、指示に従うことが求められます。
「Dr-One」の特長
「Dr-One」は、最新技術を駆使した無人航空機で、さまざまな用途での活躍が期待されています。以下は、その主要なスペックと機能です。
- - 電源: ガスタービン発電によるハイブリッド方式、10kVA発電機を2基搭載。
- - 燃料: JET-A、灯油、軽油、バイオ燃料などを使用。
- - 飛行形式: リフト&クルーズ方式。
- - 最大離陸重量: 100kg。
- - 最大積載貨物量: 20kg。
- - 最大飛行速度: 180km/時以上。
- - 最大飛行時間: 1時間以上。
- - 最大飛行距離: 180km以上。
- - 機体構成: 垂直離着陸用推進機8基(電動ダブルクワッド)、水平飛行用推進機1基(電動)。
- - 運搬: 分解組立式で、ハイエースなどの普通貨物車に搭載可能。
主な用途としては、設備監視、緊急物資の輸送、災害時の支援物資の供給などが挙げられます。特に、医薬品や移植臓器などの重要な物資を安全に短時間で届けることが可能です。
期待される未来
「Dr-One」は、物流の効率化だけでなく、災害時の迅速な対応能力の向上にも寄与することが期待されています。ドローン技術が進化する中で、「Dr-One」はその先駆けとなる存在です。航空祭での実機展示を通じて、その可能性をぜひ体感してください。
未来の空の物流を担う「Dr-One」に、ぜひご期待ください!