ベストセラー『科学的な適職』をテーマにしたキャリアワークショップ
2025年12月3日、東京都内で開催されたキャリアワークショップに、多くの大学生が参加しました。主催のクロスメディアグループ株式会社は、ビジネス書や実用書を中心に出版している企業で、本イベントでは鈴木祐氏の著書『科学的な適職』に基づき、学生のキャリア選択についての学びを提供しました。
この日の参加者は大学1年生から4年生までの20名以上。鈴木氏の講義に加え、参加者同士のグループディスカッションが行われ、現代の厳しい就職市場においていかに自身に適した職業を見つけるかについて活発な意見が交わされました。会場は終始熱気に溢れ、自主的にコミュニケーションを取る学生たちの姿が印象的でした。
ワークショップの構成
このワークショップは、鈴木氏によるプレゼンテーションとグループディスカッションを交互に行う形で進行しました。学生たちは、科学に基づいたキャリア選択の重要性を学び、自分自身のキャリアについて深く考えるきっかけを得ました。
1. 仕事選びの「7つの大罪」
最初のテーマは、「仕事を選ぶ上での7つの大罪」です。ここでは、多くの人が陥りがちな誤解や思い込みについて議論が行われました。「好きなことを仕事にする」や「給料の高い仕事を選ぶ」という理由が、必ずしも幸せな職業選びにはつながらないことを鈴木氏が解説しました。学生たちは自分の過去の経験や価値観を振り返りながら、各グループで意見を出し合い、それぞれの見解を言語化しました。
2. 仕事の幸福度を高める「7つの徳目」
次のテーマでは、仕事の幸福度を決定づける「7つの徳目」が紹介されました。自由、達成感、明確性などを挙げ、どのような環境で人が幸せに働けるか、本質的な問いに対して積極的な意見交換が行われました。グループごとに得た知見を共有し、鈴木氏からのフィードバックを受けることで、参加者はさらに深い洞察を得ました。
3. 仮想ペルソナへのキャリア提案
最後のワークでは、先の学びを基に仮想ペルソナに対するキャリア提案が求められました。ここで学んだ「大罪」と「徳目」を活かし、どのように仕事選びを助言できるかを具体化しました。この過程で、理論的な知見を実践に転換する力を養うことができました。
参加者の声と質疑応答
質疑応答の時間には、鈴木氏に対して就活生ならではの悩みやキャリア形成についての鋭い質問が次々に飛び出しました。「もし鈴木氏が今の学生だったら、どのように仕事選びをするのか?」という問いには、データや心理学の視点を持って丁寧に回答されました。イベントの終了後でも、鈴木氏の元に多くの学生が集まり、学びへの熱意が感じられる有意義な時間が展開されました。
今後の展望
クロスメディアグループは、書籍やメディアを通じての情報提供だけでなく、今回のような生の学びの場を創出することで、学生と企業のより良い関係の構築を目指します。今後も継続的に、学生にとって「気づき」と「学び」の機会を与えるイベントを開催していく予定です。
書籍情報
- - 書籍名: 新版科学的な適職
- - 著者: 鈴木 祐
- - 定価: 1760円(税込)
- - 発行: クロスメディア・パブリッシング
詳細は
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