柳川市で始まる新しい地域貢献の形
福岡県柳川市が展開する「やなが『わ!』プロジェクト」が始動しました。これは、全国から生活者の知恵やアイデアを集めて、柳川の特産品を開発し、地域の魅力を一層高める取り組みです。特に、観光地としての魅力を最大限に引き出すことを目的としています。
プロジェクトの背景
柳川市は、年間約120万人の観光客が訪れる魅力的な観光都市ですが、その66%が九州内からの来訪者です。これを受けて、全国的な知名度を上げる必要性が強く求められています。このため、地域資源や特産品を用いた商品開発を進めることで、より多くの人々に柳川の魅力を伝え、観光客の数を増やそうとしています。
プロジェクトの概要
「やなが『わ!』プロジェクト」は、株式会社Blaboとの共同プロジェクトで、全国の生活者のアイデアを取り入れることに重点を置いています。具体的な日程は次の通りです:
- - 2015年6月8日~9月:アイデア募集
- - 2015年9月~2016年3月:特産品の商品開発、販路開拓
このプロジェクトに参加する企業は、味噌や海苔、い草製品のように、地域特有の卸売業者が多く含まれています。これらの企業は、生活者との共創を通じて、全国に向けて新しい特産品を展開する計画です。
参加企業のご紹介
このプロジェクトには多様な企業が参加しており、それぞれ独自の特徴と課題を持っています。以下はその一部です:
1.
株式会社マルホ - 海苔の加工販売を行い、良質な海苔を提供。
2.
鶴味噌醸造株式会社 - 明治創業の老舗味噌屋で、新しい味噌調味料の開発を目指しています。
3.
株式会社島松 - い草製品の製造を手がけ、特にラグやマットに注力。
4.
株式会社高橋商店 - 限定的な商品で人気を得ている粕漬け専門店。
5.
アサヒ醸造株式会社 - 伝統的な味噌と醤油の製造を行い、商品のリニューアルに取り組んでいます。
これらの企業は、生活者のアイデアを基にした新しい商品開発を行うことに期待を寄せています。
参加特典と応募方法
プロジェクトに参加することで、優れたアイデアを提供した方には、参加企業の商品詰め合わせやアイデアから生まれた新商品をプレゼント。選考は厳密に行われ、当選者には直接住所に発送される予定です。応募は、指定された期間中にオンラインで可能です。
Blabo!について
Blaboは、日本最大級の共創コミュニティで、すでに多数の企業や地域住民との協力によって成功を収めています。特に、鳥取県と協力し、共創による商品開発を成功させたケースも注目されています。このように、地域と生活者との新たなつながりを生み出すプロジェクトとして、今後の発展にも期待がかかります。
地域創生に向けた新たな取り組みとして、柳川市の「やなが『わ!』プロジェクト」が今後どのような成果を生み出すのか、その動向に注目が集まります。