京都の企業がカラーユニバーサルデザインの推進に貢献

株式会社サンコンタクトレンズ（代表取締役社長笹川泰弘）が、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構（CUDO）の賛助会員に加入しました。これにより、色覚の多様性に対応する取り組みがさらに強化され、全ての人々がより良い視覚環境を享受できる社会の実現に向けた一歩が踏み出されました。

同社は販促品として使用していたクリアファイルを全面的にリニューアルしました。この新しいデザインは、色覚に配慮し、すべての人にとって視認性が高いものに仕上げられています。これにより、カラーユニバーサルデザイン（CUD）認証を取得し、色覚に敏感な方々にも優しい色使いが実現されました。

NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構（CUDO）は、社会における色彩環境を改善することを目的に設立されました。特に、色覚に多様性がある方々にとっても快適な生活を可能にするための活動を行っています。CUD認証を取得した製品には、CUDマークが表示され、より多くの人々に利用されることが期待されています。

また、サンコンタクトレンズは、今後の取り組みとして製品リーフレットや取扱説明書といった資料のCUD認証取得を検討しています。視機能に関連する医療機器メーカーとして、その社会的責任を果たすべく「人にやさしい社会づくり」に貢献していく方針を示しています。

サンコンタクトレンズは1971年の創業以来、医療機関との連携を深めながら、特殊な角膜形状に合わせたハードコンタクトレンズの研究・開発・製造を続けてきました。企業活動においても、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季との協力による「こころの劇場」京都公演への協賛、京都府立盲学校への教育機器の寄贈、障がい者アーティストの支援といったSDGsやCSR活動に積極的に取り組んでいます。

これらの取り組みを通じて、サンコンタクトレンズはサステナブルな経営を目指しており、社会全体の福祉向上に寄与することをビジョンに掲げています。今後も、色覚の多様性に対する理解と配慮を深め、より多くの人々に快適な製品を届けていくことが、確かな道を照らすことでしょう。カラーとデザインの両面から、社会に貢献し続けるサンコンタクトレンズの今後の動向に期待が寄せられています。