緊急時も業務を維持!新サービス『DX OCR for BCP』登場
株式会社ハンモック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若山 大典)が新たに始めた『DX OCR for BCPサービス』は、企業が緊急時でも受注と出荷の業務を継続できることを目的としています。このサービスは、帳票設計が不要なAI-OCR「DX OCR」の新機能として追加されました。
サービス提供の背景
近年、企業が直面するリスクは増加しており、特にサイバー攻撃や自然災害による業務停止の危険性が高まっています。例えば、ランサムウェアによる被害は2024年上半期に114件に達しましたが、2025年にはさらに増加する見込みです。これにより、電子受注システムが機能しなくなる事例も増えており、企業は平時から対策を講じる必要があります。
自然災害も同様で、地震や台風が増え、受発注のシステムが利用できなくなることも多く、業務の停滞が深刻な損害をもたらす原因となっています。企業はこれらのリスクに備え、「止まらない仕組み」を構築する重要性が高まっています。
暫定的な受注手段の課題
有事の際、多くの企業が電話やFAXで受注を行っていますが、注文書の確認やデータの手入力には非常に多くの時間と労力がかかります。目視確認による入力ミスの発生や、人的負担の増加が出荷遅延の原因となっている状況が続いています。これに対処するために、ハンモックの新サービスは受注業務を効率化し、企業が業務を滞りなく進められる環境の整備を目的としています。
『DX OCR for BCPサービス』の特長
1. 有事に備えた即時切替機能
DX OCR for BCPサービスは、受発注システムにトラブルが発生した際でも迅速に切り替えられる特性を持っています。このサービスでは、FAXやメールで届いた文書をAI-OCRが自動でデータ化し、後続の基幹システムや出荷システムに取り込むことが容易に行えます。また、データはCSV形式で出力されるため、手作業を減らし、業務の流れを維持することが可能です。
2. 実用的な料金体系
本サービスは、非常時に必要な分だけ利用できる従量課金制を採用しており、平時は低価格の月額料金で利用できます。そのため、企業は無駄なコストを抑えつつ、安心してサービスを導入できるのです。初期設定や操作に関してもサポートが充実しており、利用者は安心してサービスにアクセスできます。
DX OCRの特長
DX OCRは、手書き文字を含むあらゆる画像の文字をスムーズにデジタル化できるAI-OCRサービスです。帳票設計の必要がなく、多様なデバイスに対応しているため、多くの業種で活用されています。これにより、企業は業務の効率化を実現し、DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として情報を効果的に活用できるようになります。
まとめ
『DX OCR for BCPサービス』により、企業は緊急時でも業務を中断せずに進められる体制を整えることができます。今後も、ランサムウェア攻撃や自然災害といった予測困難なリスクに備え、企業のBCP推進を支援することで、より高いサービスの提供を目指していく所存です。企業の業務効率化とレジリエンス強化を同時に実現するこの新サービスは、未来のビジネス環境に欠かせないソリューションとなるでしょう。