核融合発電の革新
2025年11月19日、関西地区で行われる「スマートエネルギー WEEK」において、FUSION HARMONY株式会社が画期的な核融合発電方式を発表する。この新方式は、従来の核融合技術に代わり、常温で核融合反応を実現する「非プラズマ型核融合炉」を中心としたもので、従来の高温プラズマを必要としないことから、発電における安全性やコストの面でも多大なメリットを持つとされている。
新方式の特長
FUSION HARMONYの新しい核融合発電は、5つの顕著な特長を持つ。これらは、
1.
プラズマ不要:従来のような超電導磁場や高温容器が必要ないため、装置を簡素化し安全性を高める。
2.
小型・低コスト:直径1.2mの卓上サイズで収まるため、従来の大規模施設に比べて設置および運用コストが大幅に削減される。
3.
高効率・高制御性:電子ビームによる精密なイオン制御が可能になり、発電効率が向上する。
4.
室温動作:通常の環境下で運用でき、1億度を必要とせず、エネルギーコストを抑える。
5.
分散型エネルギー化:地域や工場単位での発電が可能となり、エネルギーの脱集中化を進める救世主として期待されている。
技術の中核「MIRRORCLE(ミラクル)」
この新技術の要となるのは、立命館大学名誉教授・山田廣成氏が開発した世界最小の電子蓄積リング「MIRRORCLE」である。この装置は、文部科学省のCOEプログラムに採択され、すでに国際的に高い評価を得ている。直径わずか1.2mでありながら、20MW級の電子ビーム電流を生成可能で、特許技術「共鳴入射法」により高効率な動作を実現している。
新たなアプローチ「イオン蓄積型核融合」
従来のトカマク型では、電子とイオンが混ざったプラズマを圧縮する方法が主流である。しかし、Fusion Harmonyの技術は、電子ビームを使用して真空中のイオンを閉じ込めることで、高密度環境を形成し、電子を含まない純イオン反応を誘発する。この新しい「電子蓄積リング型核融合」は、より低温で高効率、安全に進める方法を模索している。
今後の展開
FUSION HARMONYでは、今後の段階的な計画を策定している。第一段階では重水素トリチウムを用いた中性子発生実験を行い、第二段階では1MW級の実証発電装置を開発する。最終的には、20MW級の商用核融合炉の構築を目指している。
代表のコメント
代表取締役社長の山田廣成氏は、「私たちのアプローチは、プラズマを閉じ込めるのではなくイオンを閉じ込めることにあります。この革新的な技術によって、安全で小型、また安価な核融合発電が、都市や工場単位で実現できるようになります」と語る。
会社概要
FUSION HARMONY株式会社の本社は滋賀県草津市にあり、代表取締役社長の山田氏が指揮を執る。これまでに電子蓄積リングを用いた新たな核融合発電技術を開発しており、国際特許出願も行っている。今後の展開が楽しみな企業である。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、FUSION HARMONY株式会社まで。大澤裕氏(メール:
[email protected])または山田廣成氏(メール:
[email protected])にご連絡ください。