NTTテクノクロス株式会社(東京都港区)は、LGBTQ+の権利と支援に取り組み、一般社団法人work with Prideが策定するPRIDE指標2025において、最高位の「ゴールド」を5年連続受賞した。これは同社が多様性を重んじ、社員一人ひとりの能力を引き出すために行っている様々な取り組みが評価された結果である。
LGBTQ+への理解促進の取り組み
NTTテクノクロスでは、ダイバーシティ&インクルージョンを経営戦略の重要な柱として掲げている。同社は「多様な人財がCROSSしながら能力を最大限発揮し、成長しつづける会社」をビジョンに掲げ、以下の具体的な施策を進めている。
1.
多様性の尊重
社内外への方針の明確化を進め、性別や性自認、性的指向の多様性を尊重する文化を育むための情報発信を行っている。
2.
風土の醸成
ALLY(支援者)としての意識向上を図り、社内コミュニティ活動を実施。また、ハラスメント防止に向けた啓発を行い、LGBTQ+に関する情報ページを常設している。
3.
研修と勉強会
全社員を対象にLGBTQ+に関する理解を深めるための研修や勉強会を開くことにより、社内の風土を改善している。
4.
制度の適用
同性愛者のパートナーシップを認める制度を導入し、性自認に基づく通称名を使用できる仕組みを整えている。
5.
相談窓口の設置
LGBTQ+に関する悩みや相談を受けるための窓口を設置することで、社員が気軽に相談できる環境を提供。
6.
地域貢献
「TOKYO RAINBOW PRIDE 2025」の趣旨に賛同し、NTTグループとしてイベントに参加。さらに、学校向けにLGBTQ+に関する書籍を寄贈し、教育現場における理解促進にも寄与している。
7.
意思表示の推進
ALLYの社員には、支援を示すためのステッカーやバッジが配布され、リモートワークの際にはオンライン会議用のオリジナル背景が提供されるなど、参加の幅を広げている。
今後の展望
今回の「ゴールド」受賞は、NTTテクノクロスが進めてきた取り組みが高く評価された証しである。今後も同社は多様性を尊重し、全ての社員が自らの能力を存分に発揮できる環境づくりを続けていく方針だ。
ダイバーシティ&インクルージョンに対するNTTテクノクロスの取り組みは、現代に必要不可欠な企業文化の一環として、他の企業への模範となることが期待される。詳しい情報は同社の公式サイトでも見られる。
ダイバーシティ&インクルージョンの取り組み