食の未来研究助成
2025-01-15 10:53:55

持続可能な食の未来を描く新しい研究助成金の創設

持続可能な食の未来を描く新しい研究助成金の創設



日本は現在、人口減少という課題に直面しつつありますが、同時に世界全体では人口が増加しており、食糧需要がさらに高まっています。この状況に加え、気候変動や国際的な緊張が食糧の確保を困難にさせており、ますます食糧安全保障が重要視されるようになりました。こうした背景の中で、三島海雲記念財団は「食の未来と人間社会」に関連する新たな研究助成金を設立しました。この助成金は、持続可能な未来の食文化を探求する研究に必要な支援を提供します。

研究助成金の趣旨


この助成金は、SDGsの様々な項目に関連する「食」に関する課題を扱い、未来の食を支えるための技術や手法について深く探求することを目的としています。具体的には、生産、流通、消費、廃棄に関連する持続可能なフードシステムの構築や、それに伴う社会的、文化的、倫理的な側面の研究を奨励しており、未来の食文化がどのように形成されるのかを示唆する研究を求めています。

対象分野と助成の内容


助成金は、以下の2種類があります。

1. 萌芽研究助成金
- 対象: 人文社会科学及び自然科学から各1名以上、最大3名の研究者による探索的な研究
- 助成期間: 1〜2年間
- 助成金額: 1件あたり年間100万円以下(2年総額200万円以下)

2. 創成研究助成金
- 対象: 両分野の研究者が共同で行う独創的な研究
- 助成期間: 1〜3年間
- 助成金額: 1件あたり年間500万円以下(3年総額1500万円以下)

これらの助成を通じて、研究者たちが新たな知見を得に行うことを期待します。

応募資格と方法


助成金の申請は、代表研究者が国内の大学や研究機関に所属していることが必要です。加えて、代表研究者は大学院博士後期課程に在籍していることが条件となります。詳細は「応募要項」を確認した上で、指定の申請書をダウンロードし、メールで提出する流れとなります。応募期間は2025年1月15日から3月7日までです。

三島海雲記念財団について


三島海雲記念財団は、1962年にカプリス株式会社創業者の三島海雲が設立し、60年以上にわたり自然科学や人文科学に関する研究を支援してきました。これまでに2,414件、約20億6,928万円の助成実績を誇り、学術や文化の向上への貢献に努めています。

このように、三島海雲記念財団は持続可能なフードシステムの構築や、未来の食の在り方を真剣に考える研究者たちの挑戦を応援しています。ぜひ、多くの方々がこの機会を利用し、新しい知見を生み出してほしいと思います。


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会社情報

会社名
公益財団法人三島海雲記念財団
住所
東京都渋谷区広尾1-6-10ジラッファビル
電話番号
03-5422-9898

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