医薬品配送の革新
2025-09-10 12:31:03

医薬品配送業務のDXを推進するケーエスケーと日立の協創

医薬品配送業務のデジタルトランスフォーメーション



医薬品卸売業を営む株式会社ケーエスケーと株式会社日立製作所が、デジタル技術を駆使して医薬品配送業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める協創を始めました。この取り組みは、医薬品の配送プロセスに革命をもたらす構想であり、効率化と現場改善を目指します。

DX導入の背景


医薬品配送業界は、従来の手作業や経験の蓄積に依存しているため、業務の効率化が求められています。特に、近年の労働力不足や業務量の増加に対する対応が急務とされています。そこで、ケーエスケーと日立は、先進のITソリューションを活用して、業務のデジタル化をすすめることに合意しました。

協創の内容


HDSLの活用


日立製作所の提供する「Hitachi Digital Solution for Logistics」(HDSL)を活用し、ケーエスケーは現場の経験やノウハウをデジタル化。具体的には、大阪の支店を拠点に、荷合わせ検品や受領行為のデジタル化を進めます。このプロセスは2025年9月から試験運用が開始される予定です。

リアルタイムでのデータ収集と分析を行うサイバーフィジカルシステムの導入により、業務の効率性と品質を向上させられる見込みです。これによって、配達状況の確認や出荷時の検品作業が飛躍的に簡素化されます。

展開プラン


将来的には、このシステムをケーエスケーの全32の支店に展開し、全体の業務最適化を目指します。この進展により、物流のスマート化が図られ、持続可能な配送体制が築かれることでしょう。

目指すもの


この協創は、単に業務の効率化のみに留まらず、地域社会への貢献にもつながります。外部環境の変化に柔軟に対応し、DXやSDGsを達成するための徹底した取り組みが求められています。

日立は今後、HDSLを通じて、配送計画を最適化し、持続可能な物流の実現を進めていきます。この取り組みでは、AIやデータを利用してお客さまの課題解決に繋げていく考えです。

まとめ


ケーエスケーと日立の協創による医薬品配送のデジタルトランスフォーメーションは、物流業界全体にとっての革新を意味します。両社が力を合わせることで、地域社会の健康を支えつつ、効率的で持続可能な医薬品配送を実現することが期待されます。この新たな取り組みの成果に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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