食材選びの負担、価格重視で栄養不足?健康的な食生活を実現する「健康コスパ」とは
近年、食費の高騰が続き、日々の食事づくりのための買い物を負担に感じている人は少なくありません。多くの人が食材を選ぶ基準として「価格」を重視していますが、安さだけで選んでしまうと、栄養価が不足したり、食卓が単調になってしまったりする可能性も。
そこで注目されているのが、「健康コスパ」という考え方です。健康コスパとは、健康を軸にしてコストパフォーマンスをみる新しい指標。栄養価や健康への貢献度を考慮することで、より賢く、より健康的な食材選びができるようになります。
健康コスパ食材ランキングTOP3!管理栄養士が教える選び方のポイント
健康コスパを取り入れたい人が、詳しく知りたい食材ランキングTOP3は、以下の通りです。
1位
ヨーグルト
2位
豆腐
3位
トマト
それぞれの特徴と健康コスパを高める選び方を、管理栄養士の浅野まみこ先生に解説していただきました。
1位 ヨーグルト:ビフィズス菌入りを選ぶ!
ヨーグルトの健康コスパは、乳酸菌の種類が重要です。乳酸菌のみのものより、ビフィズス菌が含まれている方が健康コスパが高いと言えるでしょう。ビフィズス菌は腸内環境を整え、免疫力を高める効果が期待できます。
ビフィズス菌入りヨーグルトは、ヨーグルト全体の約20%程度しかないため、パッケージをよく確認して選びましょう。
2位 豆腐:木綿豆腐がおすすめ!
木綿豆腐と絹ごし豆腐、どちらが健康コスパが高いのでしょうか?
木綿豆腐は、豆乳をにがりで固めたものを圧縮して作られています。そのため、絹ごし豆腐よりもたんぱく質やカルシウムなどの栄養素が豊富です。
一方、絹ごし豆腐は、にがりで固めるだけで、水分が多く含まれています。カロリーが低く、カリウムも豊富ですが、栄養価は木綿豆腐に劣ります。
目的や好みに合わせて、木綿豆腐と絹ごし豆腐を使い分けましょう。
3位 トマト:ミニトマトが栄養満点!
トマトは、品種や種類によって栄養価が異なります。通常のトマトよりも、ミニトマトの方がビタミンA、ビタミンC、食物繊維が多く含まれており、健康コスパが高いと言えるでしょう。
また、水分を抑えて作る栽培方法のものや、夏採りのトマトも栄養価が高くなります。
まとめ:健康コスパで賢く食材選び!
健康コスパを意識することで、価格だけでなく栄養価も考慮した賢い食材選びができます。日々の食事をより健康的に、そして美味しく楽しんでいきましょう。