クリエイティビティを刺激する「プラネタリウム」展
JINSが東京本社で新たにプロデュースしたアートギャラリーは、製品開発や創造的な業務を行う社員に新たな刺激を与えることを目的としています。この施設では、毎回異なるアート展示を迎え入れ、社員はもちろん一般の方もその魅力に触れられる機会を提供しています。
JINSの新たな挑戦
現在、JINSは「Second Genesis(第二創業)」というテーマの下、ブランドを一新しようとしています。新しい社屋で、多様なアート作品やカフェ、サウナを取り入れることで、社員の創造性を高める新しい働き方を模索中です。この新しいビルは、9階建ての施設であり、建築家・髙濱史子氏の手によってリノベーションされました。特に興味深いのは、商談室の廊下部分をギャラリースペースとして利用している点です。このスペースは、社員だけでなく外部のアート愛好家たちにとっても新しいインスピレーションを得る場となっています。
第1回展示の成功
2023年10月から2024年6月まで、第1回目としてアーティストの立石従寛氏、松田将英氏、保良雄氏による映像インスタレーション「Gravitation」が展示され、好評を博しました。この展示を通じて、新しいアートとの触れ合いが促進され、社員のクリエイティビティも阻害されることなく、より開放的な環境が作られました。
第2回展示「プラネタリウム」
この度、第2回目となる展示プログラムとして、女性アーティストの高木こずえ氏による「プラネタリウム」が開催されます。高木氏は独自の視点から写真や版画、油絵といった多様なメディウムを用いて、旧来の手法にとらわれないアートの新たな可能性を示しています。今回の展示では、彼女の最新作を含む20点が紹介され、特にタイトルでもある作品「プラネタリウム」は、プラネタリウムの建物をポラロイドで撮影したものから派生したアートです。
この作品はキャンバスにアクリル絵の具と初の写真技法であるサイアノタイプを使用して創作されました。星々を観察するプラネタリウムをモチーフに、青写真の技法を取り入れた作品であり、視覚的な豊かさを持ったものとなっています。
多様な作品の紹介
展示作品は高木氏がこれまでに取り組んできたシリーズから選ばれています。「SUZU」は故郷での記憶を、「琵琶島」は生活の場を、そして「プレリュード」は海外での経験を美しい映像で切り取ったものです。特に富山県の海辺で撮影した新作では、白黒から色を重ね合わせることで異なる瞬間を感じさせる表現が施されています。
特別公開イベント
10月18日(金)には、この特別な展示を一般公開するイベントが開催されます。JINS東京本社内の特別な場所でこの機会を迎え、普段はアクセスできない場所でアートを楽しむチャンスを提供します。来場者はONCA COFFEE神田店で商品を購入した際に特別鑑賞チケットを受け取ることができます。
この機会に、創造性とアートの交錯を体感し、魅力的な作品たちを近くでご覧ください。