埼玉県による特別相談「高齢者相談110番」のご案内
埼玉県消費生活支援センターは、高齢者が直面する消費者被害を防ぐため、特別相談「高齢者相談110番」を実施します。実施日は、敬老の日を迎える前の9月10日(水)、11日(木)、12日(金)の3日間です。この期間中は、65歳以上の方を対象に特化した相談を受け付けます。
高齢者における消費者被害の実情
令和6年度に県内で発生した65歳以上の高齢者向け消費者被害に関する相談件数は16,935件にのぼり、全相談件数のうち33.5%を占めています。特に、悪質な商法や不適正な勧誘が問題視され、強引な営業の手口や詐欺的なサービスが横行しています。たとえば、路上で声をかけられた業者による給湯器や分電盤の点検・修理の勧誘、分かりにくい定期購入契約に基づくインターネット通販、あまりにも高額な請求をする暮らしのレスキューサービスなどが存在します。このような行為は、高齢者の生活を脅かす重大な問題であり、早期の相談が特に重要です。
ご家族のサポートがカギ
高齢者の消費者被害を未然に防ぐためには、周囲の人々による見守りや声掛けが非常に重要です。高齢者本人からの相談はもちろんのこと、その家族や友人からの相談も受け付けています。特別相談「高齢者相談110番」を利用して、少しでも不安を感じたら早めに相談していただきたいと思います。
相談の詳細
対象
- - 県内在住または在勤の65歳以上の高齢者で、契約当事者となる消費生活に関する相談。
実施日時
- - 令和7年9月10日(水)、11日(木)、12日(金) 9時~16時。
相談専用電話
- - 消費生活支援センター(川口): 048-261-0999
- - 消費生活支援センター熊谷: 048-524-0999
- - 全国共通消費者ホットライン: 188(いやや)
この特別相談は、関東甲信越ブロックで行われる高齢者の悪質商法被害を防ぐ共同キャンペーンの一環として実施されます。さらに、さいたま市も同じ期間にキャンペーンに参加しますので、埼玉県内の様々な窓口での相談を活用してみてください。
さいたま市 消費生活相談窓口
- - 消費生活総合センター: 048-645-3421
- - 浦和消費生活センター: 048-871-0164
- - 岩槻消費生活センター: 048-749-6191
抵抗無く相談できる環境を
消費者被害に遭わないためには、たった1つの小さな疑問や不安が大事です。高齢者の皆さんとその周囲の方々が利用できる相談窓口を活用することで、より安全な生活を実現しましょう。もし何かおかしいと感じたなら、各窓口に気軽に相談してください。
お問い合わせ先