医工連携に向けた第一歩!MINCの会 第30回勉強会概要
2024年6月5日(水)に、医工連携の重要な取り組みの一つであるMINCの会の第30回勉強会がオンラインで開催されます。この勉強会では、海外医療機器の最新動向について学び、臨床現場の医療従事者の実際の意見やニーズを共有する貴重な機会です。
医工連携の重要性とは?
近年、わが国では医工連携が活発に進められており、医療従事者のニーズを起点に、ものづくり技術とマッチングが行われています。この活動は新しい医療機器の開発を促進しており、さまざまな公的資金が活用されています。一方で、海外で開発された医療機器には、日本では考えられないユニークで先進的なものが多く存在します。これらを把握し、適切に活用することが国内の医療サービス向上に繋がるのです。
勉強会の内容
勉強会は午後6時から始まり、様々なプログラムが用意されています。まず、開会挨拶の後、最新の海外医療機器情報を取り扱った情報誌「Medical Globe」の日本語版最新記事が紹介されます。過去の勉強会で紹介された機器のフォローアップも行い、参加者全員でのディスカッションを通じて、より深く医療機器の動向を理解するためのプログラムも用意されています。
この勉強会では、以下の重要なトピックが取り上げられます。
- - エドワーズのTTVR用人工弁「EVOQUE」が米国で承認:海外の承認状況を踏まえ、製品の可能性に関する情報を共有。
- - Clarius社のワイヤレス超音波プローブ「ClariusPAL HD3」が欧州で承認:最新の技術が医療現場でどのように活用されているかを学びます。
- - パネルディスカッション《臨床現場でのワイヤレス医療機器》:講師陣を交えた活発な意見交換の場を設け、これからの医療機器の方向性を探ります。
参加費について
医療従事者、アカデミア、行政関係者、学生は無料で参加可能です。コモンズ賛助会員は2,000円、正会員なら5,000円の参加費が必要となります。企業や民間のコーディネーター、コンサルタントも5,000円での参加となります。
申し込み方法
興味のある方は、下記のURLから参加登録を行ってください。
参加登録はこちら
MINCの会とは
MINCの会は、2015年に日本医工ものづくりコモンズと国立国際医療研究センターが連携して発足しました。海外で開発される医療機器の現状を把握し、国内に情報を持ち寄ることで、医療現場に役立つ新しい技術やアイデアを促進することを目的としています。勉強会は年に4回開催され、2024年度の残りの日程も是非チェックしてみてください。
- - 第31回:2024年9月4日(水)
- - 第32回:2024年12月4日(水)
- - 第33回:2025年3月5日(水)
「Medical Globe」について
「Medical Globe」は、海外の医療関連情報を厳選して日本語に訳した情報誌で、医療従事者や医療機器の開発関係者に向けたコンテンツを提供しています。このような情報を活用することで、最新の医療技術を迅速に導入し、医療現場の改善に繋げることができるのです。
結論
医工連携の重要性が増す中、海外の情報を正確に把握することがますます求められています。MINCの会主催の勉強会に参加し、医療業界の最新動向に触れてみることをお勧めします。多くの方々の参加を心よりお待ちしております。