中古マンション市場動向レポート
不動産マーケティングの最前線を行く株式会社マーキュリーが、2026年第1四半期(1月から3月)の中古マンション価格動向を調査した結果をお届けします。
1. 全体概要
最新のデータによると、2026年第1四半期の中古マンション価格は、前期(2025年10月から12月)比でマイナス2.7%からプラス6.3%の範囲で変動し、また新築時からの平均価格騰落率はマイナス0.5ポイントからプラス4.3ポイントでした。これにより、東京23区の価格上昇率が鈍化し、大阪市の上昇が目立つ結果となりました。特に東京23区では新築時価格に対し、平均騰落率が117.7%であるのに対し、大阪市は89.4%という状況です。
前年同期比で最も価格が上昇したのは東京23区であり、築年数別では築5年以内のマンションの平均価格が1億9,728万円と最も高値を記録しました。一方、築11~15年の価格騰落率は東京23区で159.8%に達し、大阪市でも152.7%といった傾向が見られました。
2. 地域別動向
Tokyo 23区の詳細
東京23区では、特に港区と千代田区が高騰率を示しました。港区の新築時からの価格が147.0%上昇、千代田区でも138.6%に達し、築11~15年、築16~20年の物件では新築価格の約2.5倍に達する騰落率を記録しました。14の区が平均価格1億円を超え、特に高騰しているエリアが明らかとなっています。
横浜市の状況
横浜市では西区と中区が1億円を超える価格を堅持しました。新築時からの騰落率は西区が107.4%で最高を記録し、築年数で見ると特に神奈川区の5年以内の物件や西区の6~10年、16~20年が高値を維持しています。横浜駅近くのタワーマンションが市場を牽引していると言えるでしょう。
川崎市の状況
川崎市では中原区が1億700万円と最も高価格を示し、全ての築年数帯で1億円を超えています。新築時からの騰落率も中原区が93.8%と非常に高い結果となり、特に武蔵小杉の価格が際立っています。
大阪市の動向
大阪市では北区が最高の1億5,712万円に達し、こちらでも4つの区が1億円を超えました。北区では126.0%の騰落率が確認され、特に築11~15年の物件が上昇率を牽引しました。
京都市および名古屋市
京都市においては上京区が1億5,387万円で最高の価格を付けており、高額物件が市場を押し上げています。一方、名古屋市では中村区が7,140万円で最も高く、ただし全体的には控えめな価格動向が続いています。
3.総合的な見解
全体を通じて、東京23区では依然として高価格を保ちながらも上昇の鈍化が見られる一方で、大阪市は引き続き活気のある市場であることが確認されました。2026年第1四半期のデータは、このままの傾向が続くのか、あるいは新たな局面を迎えるのか、今後の動向に注目が集まります。
データはRealnetの新築マンションと中古流通マンションの情報を基にしており、投資用物件は含まれておりません。また詳細な情報は、
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会社紹介
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