加美町が推進する金芽米を活用した新たな官民連携事業
令和8年2月3日、宮城県加美町が地域活性化を目指して、タカラ米穀株式会社及び東洋ライス株式会社との包括的連携協定を締結しました。これにより、町民の健康や食育の推進、農業振興などを通じて、地域の活性化を図ることが期待されています。この取り組みは、宮城県内で金芽米を活用した初の官民連携事業となります。
金芽米とは?
金芽米(きんめまい)は、東洋ライスの独自技術を用いて加工された米で、栄養価が高く、消化性にも優れています。その特徴は、一般的な精米では除去されてしまう「亜糊粉層(あこふんそう)」を残すことで、ほのかな甘みとともにビタミンやミネラルを保持していることです。
近年この金芽米は健康に良いとされ、その効果が論文として発表されるなど、注目を集めています。加美町では、この金芽米を地域資源として活用し、町民の健康増進を目指します。
「子育て応援ギフト」の提供
協定に基づき、タカラ米穀は加美町産の米を金芽米に加工し、出産を迎えた家庭に対し「子育て応援ギフト」として金芽米を提供します。具体的には、年間6回、各回5kgの金芽米が贈られ、子育て家庭の食卓を支えます。さらに、この金芽米は町内の小中学校の給食にも使用される予定で、地元の食育にも寄与する取り組みとなります。
循環型農業の実現に向けて
また、金芽米の加工によって生まれる副産物「米の精(こめのせい)」を活用した循環型農業の促進も計画しています。これは、土壌改良剤として利用可能で、土中の微生物を活性化させることで、より良い作物が育つ環境を整えることが期待されています。持続可能な農業を実現するために、地域資源の有効活用が重要なテーマとなります。
加美町の魅力
宮城県の北西部に位置する加美町は、自然豊かな地域で、山や丘陵に囲まれた美しい風景が広がっています。町は肥沃な土地に恵まれ、農業も盛んです。加美町のシンボルとなる薬萊山や、田川と鳴瀬川が流れる美しい景観は、多くの観光客を惹きつけます。地元の特産物を活かした取り組みによって、加美町の魅力はさらに高まるでしょう。
今後の展望
タカラ米穀、東洋ライスとの包括的連携協定により、加美町は金芽米を通じた新たな地域活性化のモデルケースとなることが期待されています。地域住民との連携を深めつつ、再生可能な農業と健康的な食文化を育むこの事業が、広がりを見せることを願ってやみません。
加美町が描く未来に、多くの人々が参加し、共に成長できることを心から期待しております。