TOYOTA ARENA TOKYOが環境性能で新たな基準を創出
2025年10月に開業予定の「TOYOTA ARENA TOKYO」が、国際的な環境認証制度「LEED GOLD®」を取得したことがトヨタ不動産から発表されました。この認証は、アリーナ施設として国内初の快挙であり、多目的利用を前提とした次世代型アリーナの持続可能性について新たな基準を打ち立てたと言えるでしょう。
LEED GOLD認証の取得背景
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)認証は、U.S. Green Building Councilが開発した環境性能評価システムであり、世界中で広く使われています。本アリーナが取得した「LEED GOLD®」は、エネルギー効率性、持続可能な資源利用、快適な空間設計など、厳格な基準を満たすことで認められるもので、今回の認証取得はその実績を証明しています。
環境配慮のさまざまな取り組み
TOYOTA ARENA TOKYOは、「可能性にかけていこう」というコンセプトのもと、スポーツやモビリティ、サステナビリティを重視した運営が行われています。特に環境への配慮は大きな柱となっており、再生可能エネルギーの利用や、全面リサイクルを行うなど、環境への影響を最小限に抑える体制が整っています。
再生可能エネルギーの導入
屋上には、国内アリーナ施設としては最大級となる300kWの太陽光発電パネルが設置されており、年間の全エネルギー使用量の5%をこれで賄う予定です。この取り組みにより、年間約310MWhの電力を自給自足する見込みです。加えて、地域再生水や雨水を利用した節水対策も実施し、室内水使用量についてもLEED基準に対して77.6%の削減を達成しています。
交流を生むオープンスペース
敷地面積の44%をオープンスペースとして確保し、来場者が交流できる環境を提供しています。さらに、雨水管理を徹底して行い、敷地外への流出を抑制する工夫がなされています。これにより、入場者が自らも環境保護活動に参加できるような仕組みを構築しています。
新しいエンターテイメントの提供
「TOYOTA ARENA TOKYO」は、アルバルク東京のホームアリーナとしてだけでなく、さまざまなエンターテイメントやスポーツイベントにも対応する多用途スペースです。圧倒的な面積を誇るLEDビジョンや、上質なホスピタリティ施設を備え、東京から世界へ新たなアリーナ文化を発信していく予定です。
開業後は、スポーツ観戦の枠を超えて、さまざななエンターテインメントが楽しめる空間として進化を続ける「TOYOTA ARENA TOKYO」。
最新情報や詳細は公式WEBサイトでチェックしてください:
TOYOTA ARENA TOKYO公式サイト。