創業71年目の和多屋別荘が新たな魅力を発信する「Reborn Wataya Project」始動

創業71年目の新たな挑戦「Reborn Wataya Project」

佐賀県嬉野市に位置する旅館、株式会社和多屋別荘が創業71年目を迎えるにあたり、11月3日（水・祝）に新規7施設が一斉にオープンしました。このプロジェクトは「Reborn Wataya Project」と名付けられ、企業や地域のニーズに対応するための新たなビジネスモデルを提案しています。新型コロナウィルスの影響を受けた観光業界の中で、和多屋別荘は「旅館＝泊まる場所」という従来の枠を超え、多様なサービスを提供することを目指しています。

新たにオープンした7施設

今回オープンしたのは、以下の7つの施設です。これらはテーマに応じた魅力を持っています。

1. BOOKS&TEA 三服（さんぷく）
自由に閲覧できる1万冊の書籍を取り揃え、「お茶」や「暮らし」をテーマにした書店です。

2. 副島園本店（そえじまえんほんてん）
嬉野で四代続く茶農家による茶葉販売の拠点で、希少茶葉を目の前で淹れる体験ができます。

3. Made in ピエール・エルメ
フランスの有名パティシエが厳選した日本のものを世界に発信するコンセプトショップです。

4. デリカテッセン「季設（きせつ）」
佐賀県産食材を使った和多屋別荘レストランシェフによるデリカテッセン。サラダやスイーツ、フルーツが楽しめます。

5. 8cacao（ハチカカオ）
アトリエを持つショコラティエが手がける初の常設チョコレートショップです。

6. セレクトショップ「設（せつ）」
旅館内で使用されているクラフトアイテムを集めたセレクトショップです。

7. 日本香堂（にっぽんこうどう）
伝統の香りを楽しむ商品を展開する、国内初のPOPUPストアです。

大切なお客様のために

和多屋別荘は、これまでのノウハウを活かして、訪れるお客様が日常から離れ、特別な体験を楽しめる場所を提供してきました。今後は地域の方々にも気軽に足を運んでいただけるよう、交流の場を強化し、さまざまなサービスやイベントを通じて地域活性化にも寄与していく方針です。

代表小原嘉元の取り組み

代表取締役である小原嘉元氏は、自らが温泉旅館の再生コンサルタントを務めた経験を活かし、和多屋別荘を再構築してきました。彼はまた、嬉野市の特産品の振興や地域活性化にも力を入れており、「嬉野茶時」などの活動も展開中です。これからもさまざまなプロジェクトを通じて、地元の文化を豊かにしていくことを目指しています。