ギフトパッドが新たな販促支援を開始
大阪市に拠点を置く株式会社ギフトパッドは、2024年7月31日にJR大阪駅直結の新商業施設「KITTE大阪」2階に次世代アンテナショップ『Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~』をオープンし、AIカメラを活用した行動分析の実証実験を開始しました。この取り組みは、地域経済の活性化を目指したもので、全国各地の特産品や自治体の魅力をデジタルで繋ぎ、訪れる人々に新しい体験を提供します。
『Giftpad space』の特長
『Giftpad space』では、来店客がどのように店内を回り、何に興味を持っているかを解析することを目的としています。これにより、出店者は消費者のニーズに応じた商品開発や販売促進戦略を立てることが可能になります。たとえば、来店客が一瞬商品を見た回数や、その後商品に近づいた頻度を記録し、性別や年代に基づいた行動データを収集することで、マーケットの動向を把握します。
行動分析の結果
2024年8月1日から8月31日までの1ヶ月間にわたり店舗内で行動分析が実施されました。店舗の正面区画において、女性客の商品の検出率は60%、立寄り率は84%に達し、特定の商品が女性に人気であることが示されました。逆に、別の区画では30代から40代の男性客が半数以上の立寄りを見せ、性別に応じたニーズの違いを分析することができました。このように、AIカメラにより多様なデータが得られ、今後の販売促進施策に活かされることが期待されます。
実証実験におけるプライバシー配慮
この実証実験で収集するデータは、個人を特定する情報を含まない形で処理されます。AIカメラで得られた映像は、年代や性別を推定するためのデータを抽出後、即座に消去されます。統計情報は出店者に提供されますが、個人情報は一切含まれません。このようにして、来店客のプライバシーに配慮した形でデータを活用しています。
地域経済の活性化を目指して
ギフトパッドは引き続き、地域企業や自治体向けにAIカメラによる行動分析を通じた販促支援を行い、体験価値の創出に努めます。また、出店希望者には特産品や地域ブランドを広める場を提供し、デジタル技術を駆使したマーケティング支援を行うことを目指しています。
まとめ
『Giftpad space』は、日本の魅力を発信するための新たなプラットフォームであり、地域経済の活性化に向けた取り組みを強化しています。ギフトパッドの先進的なアプローチが、今後どのように全国のビジネスに影響を与えるのか、大いに注目されます。