齊藤美帆と好田一生による展覧会「Atopy」開催のご案内

齊藤美帆と好田一生の展覧会「Atopy」始まる

東京都板橋区のCOPYCENTER GALLERYにて、2025年7月5日から7月12日まで、齊藤美帆と好田一生による二人展「Atopy」が開催されます。この展覧会のタイトルは、ギリシャ語の「atopia」に由来しており、「変わったもの」や「場所のないもの」を意味しています。

本展は、日常生活の中に潜む異なる視点を探求し、それをアートという形で表現する二人の作家によって届けられます。彼らが提示する作品は、鑑賞者の認識を静かに揺さぶり、普段見過ごしてしまうような「異他なる場所」を強調します。

齊藤美帆の作品

齊藤美帆は、日常的な風景に感じる違和感をテーマに、機能性のないオブジェクトを制作しています。彼女の作品は、何か特定の機能のためにデザインされた物を模しながらも、その実際の用途を持たないユニークな立体作品が主体です。このアプローチにより、鑑賞者は物体に対する認識を再考する機会を得ることができます。

好田一生の作品

一方で、好田一生は、特定の場所に存在するオブジェクトを360度撮影し、それを紙で立体化する作品を展開しています。この手法は、視覚的に「あるべきもの」と「存在し得ないもの」との間の対比を浮き上がらせる試みであり、鑑賞者に対して新しい感覚の体験を提供します。彼の作品は、実際の物体と私たちの認識との間に横たわるギャップを観察することに焦点を当てています。