サイバーポートとTradeWaltz、新機能で効率化
2023年7月25日より、国土交通省が運営する情報プラットフォーム「サイバーポート」と、商流分野の情報プラットフォーム「TradeWaltz」が連携機能をスタートさせます。この連携により、荷主と物流事業者の間での輸出入通関依頼の手続きをよりスムーズに行うことが可能になります。
サイバーポートとは
サイバーポートは、港湾の生産性向上を目指し、港湾に関する様々な行政手続きや物流を電子化するプラットフォームです。国土交通省により管理されており、民間企業のプラットフォームとの連携も推進されています。これにより、より効率的な物流が可能になるのです。
TradeWaltzとの連携
今回の連携は、国土交通省港湾局と株式会社トレードワルツが協力し、令和6年1月にシステム間連携機能を構築したことに始まります。この取り組みの中で、両者は連携機能の改良を行い、ユーザーによる概念実証を実施しました。その結果、必要な機能の改善が完了し、実運用が始まる運びとなりました。
従来、輸出入通関依頼は紙やメールでやり取りされており、情報を社内システムに再入力する必要がありました。しかし、今回の連携により、物流事業者はTradeWaltzを利用する荷主から直接通関依頼を受信することができ、情報の再入力を行う必要がなくなります。これにより、業務の効率化が期待されています。
今後の展望
この新しい連携機能が実際に運用されることで、物流業界全体にポジティブな影響を与えると見込まれています。通関業務の効率化が進めば、他の業務にも余裕を持たせることができ、結果として港湾全体の生産性向上にも寄与するでしょう。引き続き、国土交通省と株式会社トレードワルツの連携を注視し、さらなる機能改善に期待したいところです。
参考リンク
この取り組みにより、現代の物流業界が抱える課題が解消され、さらに発展していくことが期待されています。