伯東がインドで現地法人を設立し、排水処理システム販売を本格化

伯東株式会社がインドに新たな地盤を築く

伯東株式会社（本社：東京都新宿区）は、インドのグルガオンに新たな現地法人「HAKUTO INDIA PRIVATE LIMITED」を設立しました。この新法人は、インド市場向けに工業排水処理システムの販売を本格的に開始し、急速に進化する環境規制に対応することを目指しています。

インドの経済成長と水問題の現状

近年、インドは急激な経済成長を遂げていますが、その一方で深刻な水不足や水質汚染といった環境問題も燻っています。特にデリーやグルガオンなど北インド地域では、工場から排出される水をゼロに減少させるZLD（Zero Liquid Discharge）規制が強化されており、この対策が求められています。

実際、工業排水による水質汚染や水不足の問題は深刻で、今後さらに対応が必要とされています。このため、インド全域での効率的な排水処理のソリューションが急務とされています。

HAKUTO INDIAの設立背景

伯東は2024年9月、グループ会社であるHakuto（Thailand）Ltd.がROCK ENGINEERING社とインド国内での排水処理装置の独占代理店契約を締結し、主力製品である蒸留装置を中心とした販売活動を進めてきました。そこで得た経験とノウハウを活かすために、現地法人の設立を決定しました。

HAKUTO INDIAは、ROCK ENGINEERING社製の装置と伯東オリジナルの薬剤を一体的に提供する体制を整え、インド各地の顧客に対し、規制対応から装置・薬剤の供給までを一貫してサポートします。これにより、ZLD規制に対するソリューションを提供し、顧客に安心を届けることを目指します。

現地法人の概要

HAKUTO INDIA PRIVATE LIMITEDは、以下の所在地に位置しています。

- 所在地: Unit329, ALTRADE Business Centre, 3rd Floor, Platina Mall, Village Sikanderpur Ghosi, Sector-28, Opposite Bristol Hotel, Gurgaon, Haryana, 122002
- 事業内容: 工業排水処理システムおよび関連薬剤の販売・サービス
- 資本金: 60,000,000ルピー（約100百万円）

伯東株式会社の企業理念

伯東は1953年の創業以来、最新情報と最先端技術を迅速に提供する技術商社として、持続可能な生産効率の向上を追求してきました。私たちの目指す未来は「人と技術と自然環境の共存」であり、先進的な技術が人々の生活や地球環境に潤いをもたらすことを信じています。これからも、更なる成長を目指して邁進していく所存です。

全体として、今回のインド進出は伯東にとって新たな挑戦であり、同時に環境問題に立ち向かう重要なステップとなるでしょう。